【安産・子宝祈願ならここ！】福岡のおすすめパワースポット１０選

妊娠や出産という人生の一大イベントは、喜びにあふれると同時に、多くの疑問や悩みを抱える時期でもあります。

この特別な時間をより穏やかに過ごすため、多くの方々が安産や子どもの健やかな成長を願って、神社仏閣を訪れることがあります。

祈りを捧げることで得られるのは、心の落ち着きだけでなく、家族の絆がより深まる大切な時間でもあります。

そこで今回は、福岡でおすすめの神社仏閣をご紹介します！

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親となる者が心穏やかに過ごすことは、胎児の健康にも良い影響を与えると言われているので、この記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

帯祝いと戌の日とは？

まずはじめに、神社仏閣を紹介する前に知っておきたい、帯祝いと戌の日についてご説明します。

帯祝いとは？

帯祝いとは、安定期に入った妊娠五ヶ月目（１６〜１９週）の「戌の日」に「岩田帯」という帯を巻いて安産を願う儀式のことです。この儀式は、母子ともに健康であることを祈り、安定した妊娠期間を過ごすための願いを込めて行われます。

この帯祝いの儀式には、実は古来の神話に由来する深い歴史があります。『古事記』に登場する神功皇后がご懐妊された際、そのお腹を岩田帯で巻いて無事に出産されたという逸話が、この儀式の起源であるとも言われています。この伝統的な儀式は、日本の文化として受け継がれ、現代においても多くの妊婦さんにとって大切な行事となっています。

戌の日とは？

日本において十二支は、私たちがよく知っている「年」にに割り当てられているだけでなく、実は月、日、さらには時間にも関係しています。この十二支のサイクルによって、日々が特定の動物に関連付けられ、「戌の日」は１２日に一度巡ってくる日です。

戌（いぬ）は、古来から多産であり、しかも出産が軽いことから、安産の象徴として長く親しまれてきました。そのため、戌の日には妊婦が母子の健康を願って安産祈願を行う習慣が生まれました。この習慣は日本全国で広く行われており、妊婦にとって特に大切な日とされています。

ただし、必ずしも戌の日に参拝しなければならないという決まりがあるわけではありません。各家庭の事情や妊婦の体調に応じて、都合の良い日に安産祈願を行うことが一般的です。それでも、多くの妊婦やその家族が、この特別な日を選んで神社や寺院を訪れ、安産を祈願するのは、戌の日の持つ象徴的な意味合いが大きいためです。

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神社や寺院で穏やかな時間を過ごすことは、お腹の中の赤ちゃんの健康にも良い影響をもたらすでしょう。

宇美八幡宮（糟屋郡宇美町）

宇美八幡宮は、福岡で最も有名な安産祈願スポットと言っても過言ではないほど、多くの人が参拝に訪れる人気の神社です。

三韓征伐から御帰還された神功皇后が第１５代応神天皇をお産みになられた地で、この逸話から「宇美八幡宮」の「宇美」は「産み」から由来していると言われています。

そのため、境内には多くの安産祈願スポットがあります。

一つ目は、「子安の石」です。これは境内の末社「湯方社」を囲む玉垣の内側に山のように積まれた、こぶし大の石のことです。

安産祈願を受けた妊婦が「お産の無事を願うお守り」として、この石を預かり、自宅へ持ち帰る風習があります。そして、無事に出産を終えた後、新しい石に子どもの名前などを記し、健やかな成長を願って再び神社を訪れます。

その際、安産御礼（初宮詣）の祈願を受け、最初に預かった石と新しい石を一緒に納めるのが慣わしとなっています。

二つ目は、「産湯の水」です。これは、神功皇后が応神天皇を出産するときに使ったとされるお水で、現在も持ち帰ることができ、赤ちゃんの沐浴などに使う人が多いそうです。

三つ目は、「子安の木」です。

神功皇后は、この槐（えんじゅ）の木の枝にすがりながら、応神天皇を無事にお産みになったと伝えられています。この槐の木はその後も途絶えることなく受け継がれ、「宇美宮の槐」として親しまれ、このこの枝にすがれば、安産になると信仰されています。

そのほかにも、宇美八幡宮オリジナル腹帯があったり、腹帯に御朱印を押してもらえたりと安産祈願するにはピッタリの神社ですので、ぜひ参拝に訪れてみてくださいね。

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境内は広く、緑の多い空間となっているので、リラックスして過ごすことができるでしょう。

水天宮（久留米市瀬下町）

写真提供：福岡県観光連盟

久留米市に位置する水天宮は、全国の水天宮の総本宮となる神社です。

創建は建久元年（１１９０年）と伝えられ、平家が壇ノ浦の戦いで破れた後、按察使局（あぜちのつぼね）伊勢が水天宮をお祀りしたのが始まりとされています。

御祭神は、天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）安徳天皇（あんとくてんのう）高倉平中宮（たかくらたいらのちゅうぐう）二位の尼（にいのあま）の四柱で、古来より水の神として崇敬を集めてきました。

また、天御中主大神は日本の神々の祖先神であり、宇宙を造り、神々を産んだという大きなパワーを持った神様なので、安産のご利益も授かることができ、妊婦の方が多く参拝に訪れています。

明治天皇の誕生の際には、孝明天皇が水天宮で安産祈願を行ったことでも知られ、その後、明治天皇が無事に誕生された際、感謝の意を込めて「鳥の子餅」が献上されました。

さらに、水天宮は子供の守護神としても信仰されており、新生児や幼い子供たちの健やかな成長を願う参拝者も多く見られます。

事前予約なしで御祈祷を受けることができるので、気軽に参拝に訪れてみてくださいね。

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遠方にお住まいの方など直接参拝することが難しい場合は「通信祈願」ができるそうなので、公式HPをチェックしてみてください！

香椎宮（福岡市東区）

香椎宮は、「夫婦の宮」として知られ、全国に十六社ある勅祭社のうちのひとつです。

元々は、仲哀天皇九年（２００年）に神功皇后自ら祠を建て、仲哀天皇の神霊をお祀りしたのが起源であり、神亀元年（７２４年）に神功皇后の宮と併せて、仲哀天皇と神功皇后を主祭神としてお祀りし香椎宮と称したそうです。

仲哀天皇と神功皇后は夫婦であったことから、香椎宮は愛をつなぐ神聖な場所とされているのです。

そんな香椎宮では、神功皇后がお祀りされていることから、安産のご利益を授かることができ、授与所では腹帯の授与も行なっています。

また、香椎宮は健康長寿にもご利益があるとされ、摂社の「武内神社」と「不老水」が人気だそうです。

武内神社は、仲哀天皇・神功皇后に仕えた五大臣筆頭の大臣武内宿禰命（おおおみたけうちすくねのみこと）をお祀りし、健康長寿・病気平癒などのご利益があると言われています。

「不老水」は、不老長寿にご利益があるとされる水で、名水百選に選ばれたこともあります。この不老水は汲んで持ち帰ることができるそうなので、参拝の際にはぜひ立ち寄ってみてください！

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香椎宮の本殿は、日本で唯一の「香椎造」という建築様式で、国の重要文化財に指定されているそうです。

筥崎宮（福岡市東区）

博多湾が見える場所に位置する筥崎宮は、日本三大八幡の一つで、筥崎八幡宮とも呼ばれています。

創建時期は明らかになっていませんが、平安時代中期の延喜二十一年（９２１年）に醍醐天皇が「敵国降伏」の書を授け、立派な社殿が建てられ、延長元年（９２３年）に筑前大分宮から遷座したと伝えられています。

御祭神は、現在の福岡県宇美町で生まれた応神天皇、神功皇后、玉依姫命（たまよりひめのひこと）がお祀りされています。

筥崎宮は祈りの場としてだけでなく、海外交流の拠点としても重要な役割を担いました。

鎌倉時代中期の元寇の際には、亀山上皇が「我が身を以て国難にかわらん」と「敵国降伏」の自筆の書とともに戦勝を祈願したそうです。そこで、「神風」が吹き、敵軍を退けたことから、勝運の神として有名になりました。足利尊氏や豊臣秀吉も戦勝祈願に訪れていた記録が残っています。

勝運の神ということで、福岡ソフトバンクホークスの選手たちが毎年祈願に訪れているそうです。

そんな勝運の神様として知られている筥崎宮は、神功皇后やお祀りされているため安産のご利益も授かることができます。その中でおすすめしたいのが、神木「筥松」です。

楼門そばの朱の玉垣で囲まれた筥松は、「標（しるし）の松」と呼ばれている神木で、応神天皇がお生まれになったときの胎盤と臍の緒を筥に納めて埋め奉った標の松であると伝えられています。この筥松は、神聖な力を宿す木として大切にされており、安産や子授けを願う参拝者が多く訪れる場所です。

他にも、銭洗御神水と湧出石という金運アップスポットがあったりと見所の多い神社ですので、ぜひ、参拝に訪れてみてくださいね。

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境内には、「筥カフェ」というカフェもありますので、参拝の際の休憩にぜひ立ち寄ってみてください。

住吉神社（福岡市博多区）

筑前國一之宮 住吉神社は、三大住吉のうちの一つです。

創建は、およそ１８００年以上前に遡り、全国に２１２９社ある住吉神社の中でも、最初の神社といわれており、古書にも「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されているそうです。

御祭神は、底筒男神（そこつつのをのかみ）、中筒男神（なかつつのをのかみ）、表筒男神（うわつつのをのかみ）の住吉三神です。伊弉諾大神（いざなぎおおかみ）が筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原でミソギハラヘ（禊祓）をされたときにお生まれになったと「古事記」に記されています。

古くから航海の守護神・和歌や文学の神・禊祓・産業・貿易・外交の祖神として信仰を集めており、住吉神社はあらゆるご利益を授かることができる神社として安産祈願に訪れる方も多くいらっしゃいます。

摂社が多いのが住吉神社の特徴ですが、今回おすすめしたいのは御神木の一夜松です。

この御神木は、社殿の左手にあり、永享の時代に社殿に差し掛かった松が造営の邪魔になるので、切ろうとしたところ一夜のうちにまっすぐになったという伝説から、一夜松と名付けられました。古来より、命をつなぐ松にあやかって、子孫繁栄・延命長寿のご利益があるそうです。

そのほかにも、境内にはのぞき稲荷など、運気アップスポットがありますので、参拝の際には立ち寄ってみてください！

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初夏には、綺麗な紫陽花が花を咲かせるそうなので、ぜひ見てみたいですね🎶

淡島神社（北九州市門司区）

北九州市に位置する淡島神社は、古くから女性をお守りする神様として崇敬を集めてきました。

創建は今から８５０年ほど前、六条天皇の御代（１１６５〜１１６８年）に紀国加太（現在の和歌山市）の「淡嶋神社」を勧請したと伝えられています。

御祭神である少名比古那神（すくなひこなのかみ）は、神代の昔、大国主神（おおくにぬしのかみ）と協力して日本の国土を造り、人間だけでなく動物たちの病を治す薬の知識を広め、さらに裁縫の技術を普及させたことから、医薬と裁縫の守護神として尊敬されています。

また、一説では「天照大御神の娘で、住吉大神の妻となった『あはしまさま』が婦人病を患い、海に流された」という話があります。その際、あはしまさまは「この悲しみから女性を救いたい」と願い、紀州加太に祀られるようになりました。

そのため、淡島さまに祈ると婦人病を避け、丈夫な子を授かると信じられるようになったのです。

境内には、安産を願って撫でると元気な子が生まれ、悪いところがたちまち良くなると言われている「おなで石」と言う「ものがありますので、参拝の際にはぜひ触ってみてくださいね。

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安産祈願は在宅でも行なってくださるそうなので、直接の参拝が難しい方でも安心して御祈願を受けることができます。

紅葉八幡宮（福岡市早良区）

福岡市早良区に位置する紅葉八幡宮は、安産・子守りのご利益がある神社として有名です。

社伝によると、平安時代後期の治暦年間（１０６５〜１０６８年）に筑前国へ移住してきた柴田氏が、八幡神像に産土神のご分霊を勧請し、祀ったことが始まりとされています。

その後、室町時代に八幡神像を祀るための社殿が建立されたそうです。

主な御祭神は、神功皇后・応神天皇・菟道稚郎子命（うぢのわきのいらつこのみこと）で、家の守り神から村の鎮守神へ、そして藩の守護神として崇敬を集め、地域の人々の信仰を深く支えてきました。

「紅葉」の語源となったとされる「揉み出づ」と赤ちゃんが産道を揉み出るさまをなぞらえ、安産にご利益があるとされ、多くの妊婦の方が参拝に訪れています。

また、もみじは古来より子どもの手の形に似ているとされ、子どもの守り神としても親しまれています。

境内にある「子安石」は、安産の神様として有名な神宮皇后が、無事に皇子が生まれるように祈願され腰に巻いた鎮懐石に由来されるものです。子安石をひとつお借りして、無事に赤ちゃんが生まれた際には、新たにご自身で用意した石に赤ちゃんの生年月日とお名前を記し、お借りした石とともに神社へ返すという参拝方法があるようです。

紅葉八幡宮は、その名の通り紅葉の名所としても知られ、秋になると境内一帯が美しい紅葉に包まれるそうなので、ぜひみてみたいですね！

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紅葉八幡宮は、世界初のAR（拡張現実）を使った御朱印アプリを取り入れたことで全国的に話題になったそうです！

太宰府八幡宮（太宰府市太宰府）

太宰府天満宮は、福岡を代表する神社の一つで、ご存知の方も多いと思いますが、菅原道真公ゆかりの地であり、全国の天満宮の総本宮でもあります。

太宰府天満宮は、学問・文化芸術・厄除けの神様として知られる菅原道真公をお祀りしている神社です。

道真公は昌泰四年（９０１年）に藤原氏の策略によって大宰府に左遷されてしまいます。大宰府での生活は貧しく過酷なものでしたが、道真公は天を恨むことも人を憎むこともなく、皇室の繁栄と国家の平和を祈り続け、延喜三年（９０３年）大宰府政庁の南館（現在の榎社）で５９歳の生涯を閉じられました。

道真公の遺言により、御遺体は太宰府に葬られることとなり、牛車で運ばれていましたが、途中で牛が動かなくなったのを道真公の意思と考え、門弟の味酒安行はその地に埋葬し、祀るための小さな祠を建てました。これが太宰府天満宮の始まりです。

道真公の自分のための「勉学」を、社会のための「学問」へと発展させた御功績と真摯なお姿が、後世の人々をおおいに惹きつけ、学問の神様としての篤い信仰に繋がっているのです。

そんな、学業成就のイメージが強い太宰府天満宮ですが、安産祈願にもおすすめです！

境内にある牛の像のお腹を撫でると安産になると伝えられており、多くの妊婦さんやその家族が祈願に訪れています。この牛の像は御神牛と呼ばれ、触れることでその部分の健康や運気が良くなるとされるため、安産だけでなく、体調回復やお守り代わりとしても親しまれています。

他にも境内には金運アップにご利益がある天開稲荷社をはじめ、さまざまなスポットが境内に点在しているため、運気が整うとされています。広い境内でリラックスしながら参拝を楽しんでみてはいかがでしょうか？

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参道には、太宰府名物の梅ヶ枝餅食べられるお店があったりと、参拝だけでなく食べ歩きも楽しめるのが良いですね！

東大野八幡神社（北九州市小倉南区）

東大野八幡神社は、鎮守の杜と子授の宮として有名な神社です。

創建は古く、社記によると天智天皇五年（６６６年）に高津尾の里（現在の郷原）の影向石に八幡大神の神霊が現れたことが始まりであると伝えられています。

御祭神は、応神天皇・神功皇后・宗像三姫命で、主な御利益として、安産・子授け・勝運などがあるそうです。

その中でも、境内にある樹齢５００年を超える御神木の杉の木は、杉の木としては珍しく樹が何通りにも分かれていることから、子孫繁栄・子宝の象徴とされています。

授与所では、御神木に実った杉の実を御神体として納めた子宝お守りがあるそうなので、参拝の際にはぜひチェックしてみてくださいね。

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安産祈願では、食べるとお腹が温まり安産になると言われている銀杏が授与されるそうです。

まとめ

ここまで、福岡で安産・子宝にご利益のある神社をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？

それぞれの神社や寺院には、長い歴史と地域の人々に寄り添ってきた温かい物語があり、新しい命の誕生を願う方や、家族の幸せを祈る方にとって、これらのスポットは心強い味方となるはずです。

ぜひ、あなたの願いを胸に足を運び、歴史ある神々のご加護を感じてみてください。

お腹の中の赤ちゃんの健やかな成長と、ご家族皆様の健康を願う時間が、きっと心の安らぎと励みになることでしょう。

この記事が皆様が安心してお参りできるよう、参考になれば幸いです。