福岡県は日本で3番目に神社の多い県で、古くからの歴史ある神社仏閣が数多く存在します。
そのため、訪れる人々が手を合わせる場としてだけでなく、観光地としても人気を集めています。
そこで、今回は「金運」にご利益があると評判の神社仏閣を厳選してご紹介します。旅行やお散歩のついでに、金運祈願をしに出かけてみませんか?
有名なスポットから隠れた名所まで、金運アップの特別な場所をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
宮地嶽神社(福津市宮司元町)
宮地嶽神社は、全国の宮地嶽神社の総本宮です。
『古事記』『日本書紀』によると、神功皇后が韓国へ渡る際にこの地に滞在し、宮地嶽山の頂上から広がる海を見ながら、天神地祇(てんしんちぎ)を祀り「天命を奉じてかの地に渡らん。希(ねがわ)くば開運を垂れ給え」と祈願して出発したと記されています。
その後、無事に帰還された神功皇后の偉業を讃え、主祭神としてお祀りし、神功皇后に仕えた阿曇族の長もともに「宮地嶽三柱大神(みやじだけみはしらおおかみ)」として祀られるようになりました。
以来、宮地嶽三柱大神のご加護を受けて祈願すると、どのような願いも叶うとされ、「何事にも打ち勝つ開運の神様」として多くの人々に信仰されています。
そんな勝利の神様として有名な宮地嶽神社で、おすすめしたいのが奥之宮八社です。
奥之宮八社とは、宮地嶽神社の御本殿のほかにある八つの社のことで「一社一社をお参りすれば大願がかなう」という信仰があり、昔から多くの人が訪れています。
一番社の七福神社には、福徳を授けてくださる七福神がお祀りされていますので、ぜひ参拝してみてください。
また、宮地嶽神社は、正直者がフクロウの鳴声に誘われ金の玉を授かったという黄金伝説や、金色に輝く馬具が出土したことから、金運のパワースポットでもあります。
見どころの多い神社ですので、ぜひ一度参拝してみたいですね!
宮地嶽神社は参道が海に向かってまっすぐ伸びているので、夕陽が参道を照らす「光の道」が有名です。年に二回しか見ることができないので、一度は見てみたいです!
名称 | 宮地嶽神社 |
住所 | 福岡県福津市宮司元町7-1 |
開門時間 | 7:00〜19:00 *授与所受付時間 |
公式サイト | https://www.miyajidake.or.jp |
アクセス | JR「福間駅」より徒歩25分 西鉄バス「宮地嶽神社前」より徒歩すぐ |
十日恵比須神社(福岡市博多区)
博多区東公園内に鎮座する十日恵比須神社は、九州三大恵比寿神社のうちの一つです。
天正十九年(1591年)に香椎宮大宮司家の武内平十郎が、香椎宮と筥崎宮に参拝した帰り道、浜辺の潮先で恵比須大神の像を2体拾い上げたことがはじまりと伝わっています。
拾い上げた恵比須大神の像2体を、家に持ち帰って祀ったところ、家運が大いに栄えたため、天正二十年(1592年)1月10日に十日恵比須神社が創建されました。
10日に創建されたことがきっかけで「十日恵比須神社」という名が付けられたそうです。
御祭神は、商売繁盛の事代主大神(えびすさま)、縁結びの大國主大神(だいこくさま)をお祀りしています。
商売繁盛の神様であり、幸せなご縁を結ぶ神様でもあることから、金運アップや良縁祈願などさまざまな願いを持つ参拝者が訪れています。
授与所では、金運アップにご利益があると言われている「えびす銭」が人気だそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
毎年一月に行われるお祭りでは、約400店の出店があり、100万人ほどの参拝者が訪れるそうです。
名称 | 十日恵比須神社 |
住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7-1 |
開門時間 | 9:00〜17:00 *授与所受付時間 |
公式サイト | https://www.tooka-ebisu.or.jp |
アクセス | JR鹿児島本線「吉塚駅」より徒歩5分 |
宗像大社(宗像市田島)
宗像大社は、日本神話に登場する日本最古の神社の一つで、世界文化遺産にも登録されている歴史ある神社です。
「宗像大社」は、沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮の総称で、日本全国の宗像神を祀る神社の総本宮でもあるのです。
辺津宮では、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)中津宮では、湍津姫神(たぎつひめのかみ)沖津宮では、田心姫神(たごりひめのかみ)がそれぞれお祀りされています。
辺津宮から中津宮は、船で移動する必要があり、フェリーで20分ほどの距離にあります。
沖津宮は玄界灘のほぼ真ん中の沖ノ島に鎮座し、島全体が国の天然記念物であり、国の史跡にもなっている貴重な島です。そのため、一般の立ち入りが禁止されており、神職以外は渡島できないようになっているのです。
そんな神聖な雰囲気を持つ宗像大社は、道を切り開く出世の神様としても信仰されています。出光興産の創業者である出光佐三氏が生涯に渡り信仰していたことからも、金運にもご利益があるそうです。
ほかにも、交通安全や縁結びなどさまざまなご利益を授かることができるそうなので、ぜひ参拝してみたいですね。
境内の神宝館では、沖ノ島で発掘された貴重な神宝8万点(すべて国宝)が収蔵、展示されています。
興味のある方はこちらにも足を運んでみてください。
名称 | 宗像大社 |
住所 | 福岡県宗像市田島2331 |
開門時間 | 8:00〜18:00 *辺津宮社務所受付時間 8:00〜17:00 *中津宮社務所受付時間 |
公式サイト | https://munakata-taisha.or.jp |
アクセス | 西鉄バス「宗像神社前」徒歩すぐ |
筥崎宮(福岡市東区)
写真提供:福岡県観光連盟
博多湾が見える場所に位置する筥崎宮は、日本三大八幡の一つで、筥崎八幡宮とも呼ばれています。
創建時期は明らかになっていませんが、平安時代中期の延喜二十一年(921年)に醍醐天皇が「敵国降伏」の書を授け、立派な社殿が建てられ、延長元年(923年)に筑前大分宮から遷座したと伝えられています。
御祭神は、現在の福岡県宇美町で生まれた応神天皇、神功皇后、玉依姫命(たまよりひめのひこと)がお祀りされています。
筥崎宮は祈りの場としてだけでなく、海外交流の拠点としても重要な役割を担いました。
鎌倉時代中期の元寇の際には、亀山上皇が「我が身を以て国難にかわらん」と「敵国降伏」の自筆の書とともに戦勝を祈願したそうです。そこで、「神風」が吹き、敵軍を退けたことから、勝運の神として有名になりました。足利尊氏や豊臣秀吉も戦勝祈願に訪れていた記録が残っています。
勝運の神ということで、福岡ソフトバンクホークスの選手たちが毎年祈願に訪れているそうです。
そんな勝運の神として知られている筥崎宮で、金運アップにおすすめなのは銭洗御神水と湧出石です。
銭洗御神水は、手水舎の横にある金運アップスポットで、「てぼ」と呼ばれる籠にお金を入れて福寿開運を念じながら御神水で洗い、そのお金を持ち帰って使うことで世の中を巡り福を授かると信じられています。
また、湧出石は触れると運が湧き出ると言われており、「国に一大事があるとき、地上に姿を現す」との言い伝えが残っています。
その他にも、年間を通してお祭りが行われていたりと、一年を通じて多くの参拝者が訪れます。ぜひ、参拝に訪れてみてくださいね。
境内には、「筥カフェ」というカフェもありますので、参拝の際の休憩にぜひ立ち寄ってみてください。
名称 | 筥崎宮 |
住所 | 福岡県福岡市東区箱崎1-22-1 |
開門時間 | 8:30〜17:30 *社務所受付時間 |
公式サイト | https://www.hakozakigu.or.jp/index.html |
アクセス | JR鹿児島本線「箱崎駅」より徒歩8分 福岡市営地下鉄「箱崎宮前駅」より徒歩3分 西鉄バス「箱崎」より徒歩3分 |
英彦山神宮(田川郡添田町)
英彦山神宮は、標高1200メートルの英彦山に位置する神社で、福岡県唯一の神宮です。
英彦山は、古来から神の山として信仰されていた霊山で、御祭神が天照大神の御子、正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)です。
このため、もともと「日の子の山」即ち「日子山」と呼ばれていました。
しかし、嵯峨天皇の命令により、弘仁十年(819年)に「日子」の文字が「彦」に改められ、その後、享保十四年(1729年)に霊元法皇の指示で「英」の字を加えて「英彦山」となり、現在の呼び名になったそうです。
主な御神徳は、農業生産、鉱山、工場の安全などですが、御祭神の名に「勝」という字が三つもあるので、勝利、金運・幸運の御神徳もあります。
英彦山は、日本三大修験道の霊場でもあるので、登拝することで心身を清め、強いご利益が得られるともいわれています。
英彦山の美しい自然と荘厳な空気を感じながら、神聖な場所で祈りを捧げ、運気向上や成功祈願を行う人々が絶えません。運気を高め、勝利や金運、幸運のご利益を授かりたい方は、ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
山頂の御本社までは、歩いて1時間半ほどかかるので、登山に適した準備をして参拝に訪れてくださいね。
名称 | 英彦山神宮 |
住所 | 福岡県田川郡添田町大字英彦山1 |
開門時間 | 9:00〜17:00 *授与所受付時間 |
公式サイト | https://hikosanjingu.or.jp |
アクセス | 添田町バス「銅の鳥居」より徒歩すぐ |
太宰府天満宮(太宰府市太宰府)
太宰府天満宮は、福岡を代表する神社の一つで、ご存知の方も多いと思いますが、菅原道真公ゆかりの地であり、全国の天満宮の総本宮でもあります。
年間を通して、学業成就の祈りを捧げる参拝者が多い太宰府天満宮ですが、実は金運アップにもご利益のある神社なのです。
境内の「天開稲荷社」は、隠れ開運スポットとして人気を集めています。
天開稲荷社は、鎌倉時代の末期に京都の伏見稲荷神社から勧請され、「九州最古のお稲荷さん」として親しまれてきました。
御祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)で、五穀豊穣・商売繁盛・開運のご利益があると言われています。また、天開という名からも「天に道が開け、運気が上昇する」と言われているので、ぜひ参拝したいですね。
他にも、御本殿だけでなく太鼓橋や心字池などさまざまなスポットが境内に点在しており、運気が整うとされています。広い境内でリラックスしながら参拝を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
参道には、太宰府名物の梅ヶ枝餅食べられるお店があるので、こちらにも立ち寄ってみてください!
名称 | 太宰府天満宮 |
住所 | 福岡県太宰府市宰府4丁目7-1 |
開門時間 | 6:30〜18:30 *時期によって変動 |
公式サイト | https://www.dazaifutenmangu.or.jp |
アクセス | 西鉄太宰府線「太宰府駅」 より徒歩5分 |
住吉神社(福岡市博多区)
筑前國一之宮 住吉神社は、三大住吉のうちの一つです。
創建は、およそ1800年以上前に遡り、全国に2129社ある住吉神社の中でも、最初の神社といわれており、古書にも「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されているそうです。
御祭神は、底筒男神(そこつつのをのかみ)、中筒男神(なかつつのをのかみ)、表筒男神(うわつつのをのかみ)の住吉三神です。伊弉諾大神(いざなぎおおかみ)が筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原でミソギハラヘ(禊祓)をされたときにお生まれになったと「古事記」に記されています。
古くから航海の守護神・和歌や文学の神・禊祓・産業・貿易・外交の祖神として信仰を集めており、さまざまなご利益を授かることができる神社として多くの参拝者が訪れています。
そんな住吉神社は多くの末社が多く鎮座していますが、その中でもおすすめしたいのが「三日恵比寿神社」と「志賀神社」です。
三日恵比寿神社は、幸運・航海の神である恵比寿大神をお祀りしており、恵比寿神像に触れるとさまざまなご利益を授かることができ、志賀神社では、綿津見大神(わたつみのおおかみ)をお祀りしていて、金運上昇にご利益があるそうです。
そのほかにも、境内にはのぞき稲荷や御神木の一夜松など、運気アップスポットがありますので、参拝の際には立ち寄ってみてください!
初夏には、綺麗な紫陽花が花を咲かせるそうなので、ぜひ見てみたいですね🎶
名称 | 筑前國一之宮 住吉神社 |
住所 | 福岡市博多区住吉3丁目1-51 |
開門時間 | 9:00〜17:00 |
公式サイト | https://www.nihondaiichisumiyoshigu.jp |
アクセス | 西鉄バス「住吉」より徒歩すぐ JR「博多駅」より徒歩10分 |
若松恵比須神社(北九州市若松区)
若松区に位置する若松恵比須神社は、1800年もの歴史を持つ神社です。
創建の由来は、仲哀天皇が神功皇后とともに筑紫の国を訪れた際、洞海湾に入ったとき、海の底から清らかで神々しく光る石が見つかりました。
この石を天皇に献上すると、天皇は大変喜び、「これは海の神がこの度の筑紫への船旅をつつがなく守ってくださるという御心のしるしであろう。」とおっしゃったため、武内宿禰(たけうちのすくね)によってこの地にお祀りされたのが始まりです。
この石は、現在も神社の本殿奥深くに御神体として大切に祀られています。
御祭神は、事代主命(ことしろぬしのみこと)と大国主命(おおくにぬしのみこと)です。
恵比須様として知られる事代主命には、商売繁盛、大黒様として知られる大国主命には、財運や健康長寿のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れています。
毎年一月に開催される十日ゑびす祭では、商売繁盛を願う人で大変賑わい、神社周辺には屋台が立ち並ぶ地元の風物詩となっています。
年間を通して、さまざまなお祭りが開催されていますので、いつ訪れても楽しめそうですね!
名称 | 若松恵比須神社 |
住所 | 福岡県北九州市若松区浜町1丁目2-37 |
開門時間 | 境内自由 9:30〜15:00 *御祈願受付時間 |
公式サイト | https://wakamatsu-ebisu.jp/ |
アクセス | JR筑豊本線・若松線「若松駅」より徒歩10分 |
當所神社(朝倉郡筑前町)
筑前町に位置する當所神社(とうしょじんじゃ)は、「宝くじが当たる神社」として知られています。
この神社の名前にある「當」という文字が「あたる」や「あてる」と読むことから、「當所(あたるところ)の神」として親しまれています。そのため、宝くじの当選祈願や幸福祈願を目的に、多くの参拝者がこの神社を訪れています。
また、當所神社には実際に「宝くじが当たった!」というエピソードが数多く寄せられており、地元でもそのご利益が話題となっています。参拝者の中には「この神社で祈願したおかげで当選した」と感謝の声を寄せる人も少なくありません。
宝くじを購入した際にはぜひ参拝に訪れたいですね!
名称 | 當所神社 |
住所 | 福岡県朝倉郡筑前町当所213-1 |
開門時間 | 境内自由 |
公式サイト | あさくら観光協会オフィシャルサイト 當所神社 |
アクセス | 西鉄バス「当所」より徒歩10分 |
まとめ
ここまで、福岡で金運アップにご利益のある神社仏閣をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
宝くじ当選祈願や商売繁盛、財運アップを願う方々が集う、歴史ある神社仏閣のは、心の拠り所となる場所ばかりです。
参拝の際には自分の願いを届けるだけでなく、感謝の気持ちを忘れず、神様に日頃の思いを伝えることで、さらなるご利益を引き寄せられるかもしれません。
ぜひ福岡の金運パワースポット巡りに出かけて、運気アップの旅を楽しんでみてくださいね!