在宅でも働けることから、最近は副業としても注目を集めている「電話占い師」。
そんな電話占い師になる方法としては、電話占いサイトのオーディションを受ける必要があります。
どんな人でもなれるのでは？と思われがちな職業ですが、実は電話占い師になるためには必要な要素がいくつもあるのです。
今回は、電話占い師として働くためのコツと電話占いの採用面接で落ちないための5つのポイントを紹介していきましょう。
電話占い師になるためには、オーディションを受けることがメジャーです。
でも、実際どんなオーディションが行われているのか、分からないことも多いですよね。
電話占い師になりたい方は、ここで事前に合格するためのポイントとコツを知っておくと便利ですよ。
電話占いオーディションの合格率はどれくらい？
電話占いオーディションの合格率はなんと5％前後。
100人応募しても、その中から合格するのは5人前後とされています。
合格率5％前後といっても、実際に基準を満たしていなければ合格者0人ということも。
つまり、多くの電話占いサイトでは、優秀な占い師を募集しているということです。
電話占い会社によって必要とするスキルは違うけど、占い師の技術や対応がそのまま会社の質と評価に繋がるからこそ、審査の基準は厳しくなっているみたい。
電話占いオーディションでは何をするの？
電話占いのオーディションは、主に3つの流れで行われていきます。
②一次審査：電話面接
③二次審査：実技試験
まずはインターネット上で電話占いサイトの求人募集ページを探しましょう。
やり方は採用ページ内にある応募フォームに必要事項を入力し、送信すれば完了です。
主な必要事項は「氏名」「連絡先」「使える占術」「鑑定歴」「生年月日」「性別」など。
ここで入力したことは、自分をPRする唯一のものになります。
自分がどんな人物なのか、占いに対してどんな姿勢で向き合っているのかなど、相手に自分という人間が伝わる書き方をしておきましょう。
その他にも自己PRや希望する待機時間を聞かれることもあります。
ほとんどの電話占いサイトでは、採用ページが用意されています。
自分の条件や希望とマッチしていれば、書類選考に応募しましょう。
電話面接では、応募フォームに入力した情報をもとに選考を行います。
「占いを習得した方法」「鑑定歴や活動歴の年数」「誰に占いを習ったのか」なども聞かれる可能性が高いです。
電話面接をする時は、丁寧な言葉遣いや相手への気遣い、常識ある態度も必ずチェックされます。
何を言うかの準備はもちろん、社会人としてのマナーも事前に学んでおきましょう。
二次審査の実技試験では、占い師としての能力を審査されます。
実際に実技試験に入る前に、応募内容の確認と実技試験の日程を決める電話がかかってきます。
直接、電話占い会社に足を運ばずに、電話で鑑定を行っていくのが実技試験です。
実技試験で鑑定をする相手は、占い会社の社員です。
基本的な流れは面接の時に説明があるので、それに沿って行っていくようになります。
実技試験の鑑定は、審査員と会話をしながら経歴や話し方などをチェックされます。自分の実力を発揮できるように、事前にしっかり準備をしておくことが大切。
電話占いオーディションはどんな人が審査してるの？
電話占いのオーディションは、各電話占いサイトで審査基準が設けられているので、会社のコンセプトを熟知している社員が担当することがほとんどです。
運営会社によって違いますが、書類選考・一次審査の段階では電話占いサイトのスタッフが担当しています。
書類に目を通して、「年齢などの応募要項が満たされているか」「サイトのコンセプトに合った占い師なのか」を確認していきます。
実技試験・二次審査になると、普段から電話鑑定を行っているスタッフや、ベテラン占い師が担当することも。
仮に占い師が担当しなくても、電話占い師としてのスキルや実力をチェックされます。
電話占いのオーディションでチェックされること
占い師として活動するにあたって、占いのスキルは必ずチェックされます。
ただ、占い師に資格は必要ないので、自分が占い師だと言えば誰でも占い師になることができます。
なので、電話占いのオーディションでは「プロの占い師として鑑定できるのか」を、実技試験で技術や知識の確認が行われるのです。
電話占いは、一定のコミュニケーション能力も求められます。
対面鑑定と比較すると、電話占いの鑑定時間は短いです。
その限られた時間内でお客様に求められていることを、具体的かつ分かりやすく伝えていく能力も必要になってきます。
また、電話占いでは、占い師の表情や格好も分かりません。
対面鑑定では受け入れられる個性やキャラクターも、電話鑑定ではマイナスな印象になることも。
なので、電話占いでは社会人として常識的なマナーや言葉遣い・敬語が求められます。
できるだけ難しい表現ではなく、分かりやすく丁寧な言葉選びと、丁寧な説明ができているかもチェックされます。
他にも占術や相談内容によっては、本人の他に気になる相手の氏名や生年月日なども必要です。
こういった情報を的確に聞き出して鑑定するためにも、コミュニケーション能力は大切になってきます。
電話占いでは、話すテンポとスピードも重要です。
話すテンポが早いと聞き逃す可能性もありますし、逆に話すテンポが遅いと鑑定時間を伸ばしているのではと誤解されます。
次の言葉が出るまでに時間がかかってしまうのも、相談者を不安にさせる要素になってしまいます。
できるだけ穏やかな声で、相手に伝わりやすい話し方や適切なテンポで話せるように意識してみましょう。
「相談者が求めるアドバイスや、解決への道をしっかり示せているか」もオーディションではチェックされます。
相談者は、占い師に相談して正解だったと思える、満足度の高い鑑定を求めていることがほとんど。
どれだけ当たる占いだとしても、アドバイスが分かりにくく、実行できない内容のものであれば、占い師との相性が悪かったと思われてしまうかもしれません。
なので、「どんな行動をしていけば、どんな未来が期待できるのか」「望む未来へ進んでいくためには何が必要なのか」を明確に提示できるかも重要です。
・相談した内容に対して分かりやすく的確なアドバイスができているのか
・相手が不安になるようなアドバイスをしていないか
・相談者が実行しやすく納得できるアドバイスができているか
・相談者にモヤモヤとした気持ちを残していないか
相談者との会話の中で解決策を見つけ出しながら、相手が癒されるような時間を提供していきましょう。
相談者の多くは、人には打ち明けられない不安や悩みを抱えて話に来ています。
よく当たることも大切ですが、相談者が満足できるかどうかも重要です。
「どれだけ相談者に寄り添い、傷ついた心を癒せるのか」「相談者の立場に立って冷静に物事を考えられるのか」ということも忘れずにいましょう。
ただ、良いことばかりを伝えると、ハッキリとした助言を求める相手にとってはモヤモヤを残してしまいます。
あらかじめ自分のスタイルや方向性を決めておくのも一つの手段です。
占い師としての経験が少なくても、寄り添う気持ちとサービス精神を忘れずに。
その時々の状況や様子を見ながら、臨機応変に対応できるように意識しておきましょう。
占いをするにあたって「よく当たる」ことも大切ですが、相談者は悩みを解決したくて占い師の元を訪れています。
分かりやすい話をすることはもちろん、実行しやすいアドバイスになっているかも大切です。
出た結果をただ話すのではなくて、そこからどうしていくべきなのか、今すぐにでも実行しやすい解決策を提案することが占い師には求められます。
オーディションでも相談者の幸せに繋がるようなアドバイスができているのかはチェックされます。
電話占いは基本的に時間制です。
占い師によって金額は様々ですが、1分あたり◯◯円という価格に設定されています。
丁寧に鑑定することも大切なのですが、相談者のことを考えてスピーディーに鑑定することも重要です。
相談者の中には「15分以内で鑑定してほしい」「あまりお金を使えないから早めに終わらせてほしい」という方もいらっしゃいます。
時間内や希望の料金内で占えるように、占い方も磨いておくと安心です。
電話占いのオーディションで何度も落ちる原因は？
電話占いを利用する相談者の多くは、「占い師に的確なアドバイスをしてもらいたい」と思っています。
なので、実技試験で的確なアドバイスができていないと、それが落ちる原因になってしまいます。
漠然としたアドバイスではなくて、相談者が理解できて納得のいく、具体的なアドバイスを心がけていきましょう。
電話占いのオーディションは、やはり緊張してしまうものです。
その緊張から焦って喋りすぎてしまったり、早口になってしまうことも。
相談者に考える時間を与えなかったり、マシンガントークをしてしまうと、「電話を引き延ばしているのではないか？」と思われてしまいます。
高圧的な印象や話を聞かない占い師という印象を与えないためにも、バランスのとれた受け答えを心がけましょう。
相談者の多くは、自分の気持ちを分かってくれたり、同じ立場になって考えてくれることを占い師に求めています。
オーディションを開催している電話占いサイトは、信頼されることや、お客様が安心して利用できるように努めています。
なので、相談者を不安にさせたり、寄り添えていない鑑定をすると不合格になってしまうことも。
占いは良い結果ばかりが出るとは限りませんが、悪い結果を伝えるとしても、相談者の不安を煽ることは言わないようにしましょう。
自分の良いところを見せようと、実力以上の受け答えをしてしまうと、面接官から「占えていない」ということが分かってしまいます。
例えば見えてもいないオーラや守護霊が見えると言ったり、強引にそれらしい占い結果を出したり。
そういった言動はオーディションでマイナスポイントになります。
なので、占い師として活動する前に、知り合いを鑑定させてもらったり、個人で占いの鑑定スキルを習得しておきましょう。
会話の聞き取りやすさと、声の大きさもオーディションでは重要です。
電話占いは通話のみでの鑑定ということもあって、会話が聞き取りづらいと判断されてしまうとオーディションで落ちる可能性も。
会話を濁したり、ボソボソ喋ることも落ちる原因になります。
ハキハキとした声で相談者に伝わりやすい話し方を心がけましょう。
鑑定をする際に、上から目線で話したり、批判的な話をすることはマイナス要素になります。
中にはハッキリとした辛口鑑定を希望する相談者もいますが、ほとんどの相談者は悩みや不安を抱えて訪れてきています。
そんな中、説教をしたり、タメ口で話したりすることは、相談者の状況や気持ちを考えない自己中心的な行為。
オーディションでも落とされる原因になってしまいます。
占いスキルや相談者への対応など、問題のないレベルの占い師だとしても、そもそも応募者が殺到していることが理由で落ちてしまうこともあります。
採用枠が少なかったり、たまたま応募した時期のタイミングが悪かったりと、運の良し悪しも関係することがあります。
もう電話占いのオーディションで落ちないための秘訣5つ
電話占いのオーディションで受かるためには、占いのスキルはとても大切です。
どれだけコミュニケーション能力があっても、占いのスキルがないと解決に繋がりません。
特に資格が必要とされない職種だからこそ、実力はピンからキリまで。
でも、電話占いで報酬をいただくとなると、しっかりとした知識や経験が必要です。
占いのスキルを高めることは、説得力を高め、相談者を安心させることに繋がります。
なので、オーディションに落ちないためには、まず基礎的な占いの知識や経験を身につけていくことがコツです。
電話占いでは、相手にとって聞きやすいトーンで話すことも大切です。
当たる占いができても、相手にしっかり伝わらなければ意味がありません。
特に電話占いは声だけでの鑑定になります。
表情や身振り手振りが見えない状況だからこそ、常に声のトーンや話すスピードを意識しておきましょう。
声のトーンは少し低い方が聞き取りやすいと言われています。
事前に周りにいる人に自分の声を聞いてもらって、確認しておくのもおすすめですよ。
電話占いは時間制で鑑定することがほとんどで、短い時間の中でいかに的確でスピーディーな鑑定ができるかが重要です。
占術によって名前や生年月日が必要なときは、事前に聞き出しておくと時間の節約にもなります。
事前情報が必要ないということであれば、スピーディーで的確なアドバイスができるようになると安心です。
また、鑑定とは関係のない話をしてしまうと、相談者からは「時間を引き延ばしているのではないか？」と思われることもあります。
できるだけ不安を感じさせないように、必要な言葉と、不要な部分の見極めをしながら、無駄のない鑑定を心がけていきましょう。
ほとんどの相談者は不安や悩みを抱えて電話をしてきます。
電話が終わった後も相談者がポジティブな状態でいられるように、ネガティブな発言やマイナスなアドバイスは控えましょう。
たとえ占いの結果が悪かったとしても、どうすれば未来が良くなっていくのかを一緒に伝えてあげてください。
占いは相談者の人生に影響を与える可能性があることから、適切なアドバイスと、相談者を元気にしてあげることを意識することが大切です。
指摘とアドバイス、そして希望ある未来へ進むための鑑定をしていきましょう。
新規オープン前・新規オープンしたばかりの電話占いサイトは、占い師が不足していることもあって、多くの占い師を募集している傾向にあります。
大手電話占いサイトよりも、合格基準が少し低めに設定されていることも多いです。
経験やスキルが未熟な場合でも、「研修や経験でカバーできる」と判断されれば、合格する可能性もあります。
すでに人気の電話占いサイトでは、求められる占いスキルも高く、即戦力も求められます。
なので、「電話占い師になりたい」「経験も積んでいきたい」と思っている方は新規オープンのサイトに応募してみましょう。
まとめ
電話占いのオーディション合格率は5%と狭き門ですが、受かるためのコツやポイントはあります。
最近では電話占いの需要も高まっていることから、何度もオーディションにチャレンジしやすい状況になっています。
②聞きやすいトーンで話す
③サクサクとスピーディーに占う
④ポジティブな鑑定を心がける
⑤新規オープンのサイトに応募する
これらの5つのポイントを押さえれば、合格率も上がってくるでしょう。
諦めずに色々な電話占いサイトに募集してみてくださいね。
