毎年受験シーズンになると、学業成就にご利益のある神社仏閣に多くの学生が参拝に訪れます。
この記事では、学業のご利益を授かることができる大阪の神社仏閣を厳選してご紹介します!
大阪には、歴史と伝統に彩られた由緒正しい寺社が数多く点在しており、受験生だけでなく、日々の学びやスキル向上を目指す人々にも人気のスポットが揃っています。
これからの試験や勉強に向けて、心を清め、合格や学問の成就を祈るためにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
志望校に合格したい受験生とそのご家族はもちろん、資格試験の合格を目指す社会人の方もぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!
大阪天満宮(大阪市北区)
大阪天満宮は「天満の天神さん」として親しまれています。
元々この地には、孝徳天皇が都の西北を守るために祀った大将軍社という神社がありました。菅原道真公も、太宰府に向かう際にこの大将軍社で旅の無事を祈願したとされています。
道真公が太宰府で亡くなった50年後、大将軍社の前に一夜にして7本の松が生え、その梢が光り輝いたため、村上天皇はこれを聞き、道真公の霊を鎮めるために天満宮を建てたのが大阪天満宮の始まりです。
学問の神様である菅原道真公をお祀りしているため、合格祈願や学業成就にご利益があるとされています。
境内にあるお茶屋さんでは「すべらんうどん」という名前のうどんを販売しています。このうどんは、箸で挟んでも滑り落ちないことから、受験生に大人気です。ほかにも、神使である牛の頭を撫でると学力が向上すると伝えられているなど、願掛けスポットが多く存在しています。
大阪天満宮は学業成就のご利益で有名ですが、実は縁結びのスポットもあります。
それが、境内の北側にある「星合橋」です。古くから、星合池にかかるこの橋の上ではお見合いが行われ、そこで出会った男女は星の力によって結ばれると言われています。
さらに、池に浮かぶ梅の形をした浮島に「願い玉」をうまく乗せることができると、願いが叶うと伝えられています。
梅の浮島は色分けされており、白は健康・病気平癒、青は芸術・芸能、緑は学業、黄は万願成就、赤は縁結び・良縁祈願とされています。自分の願いに合わせて、願い玉を投げてみてください!
2月から3月にかけては境内の梅の花が美しく咲き、お祭りも開催されます。天神さんの魅力が十二分に味わえるこの時期に参拝するのがおすすめです!
大阪天満宮のすぐそばには、長さ日本一の天神橋筋商店街がありますので、こちらにも足を運んでみてください。
名称 | 大阪天満宮 |
住所 | 大阪府大阪市北区天神橋2-1-8 |
開門時間 | 5:30〜18:30 9:00〜17:00 *授与所受付時間 |
公式サイト | https://osakatemmangu.or.jp |
アクセス | 大阪メトロ谷町線・堺筋線「南森町駅」より徒歩すぐ JR東西線「大阪天満宮駅」より徒歩すぐ |
上宮天満宮(高槻市天神町)
高槻市に位置する上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)も学業成就にご利益のある神社です。
菅原道真公が太宰府で亡くなってから100年後の正暦四年(994年)に、道真公の霊を祀るために勅使として太宰府に訪れた菅原為理が、帰りにこの地に訪れた際、輿が動かなくなってしまい道真公の霊がこの地に留まりたいという意思を示していると考えたため、上宮天満宮が建てられました。
この地は、道真公の祖先と言われている野見宿弥(のみのすくね)ゆかりの地でもあるので、道真公の霊がこの地に深いつながりを感じたのかもしれませんね。
野見宿弥の子孫は道真公だけでなく、平安時代後期の学者であり歌人の大江匡房など学問や文芸に優れた人を多く輩出しているので、この地が学問の神様として特別な意味を持つのも納得がいきます。そのため、古くから学業成就や知識向上を願う多くの人々の信仰を集めてきました。
また、戦国時代には豊臣秀吉が参道に陣を張り、明智勢を討ったことから、勝運のご利益もいただけるそうなので、試験を控えている方にとってはピッタリの神社です!
平成八年に焼失してしまい、その後再建された現在の本殿は、境内の竹で作られた非常に珍しいものだそうです!
名称 | 上宮天満宮 |
住所 | 大阪府高槻市天神町1-15-5 |
開門時間 | 境内自由 10:00〜16:00 *社務所受付時間 |
公式サイト | http://jogu.jp/index.shtml |
アクセス | JR西日本京都線「高槻駅」より徒歩7分 |
道明寺天満宮(藤井寺市道明寺)
藤井寺市に位置する道明寺天満宮は、約1400年という長い歴史を誇る由緒ある神社です。
菅原道真公とそのおばにあたる覚寿巳公(かくじゅにこう)そして、天照大神の御子である天穂日命(あめのほひのみこと)の三柱をお祀りしています。
もともと、この地には覚寿巳公が暮らしていたとされており、道真公も度々訪れていたそうです。
道真公は太宰府に向かう際に「世につれて浪速入江もにごるなり 道明らけき寺ぞこひしき」という歌を詠み、この地を訪れ覚寿巳公との別れを惜しまれたとされています。道真公は、第二の故郷として深く慕っていました。
毎年多くの受験生や試験を受ける人々が訪れる道明寺天満宮は、お守りに「大丈夫」と刺繍された「大丈夫守」が人気です。この「大丈夫守」と不安やプレッシャーに打ち勝つ自信を持って、試験に臨んでみてはいかがでしょうか?
宝物館には、道真公ゆかりの品々が残されており、国宝6点、重要文化財2点、大阪府指定文化財1点、藤井寺市指定文化財2点を見ることができます!
名称 | 道明寺天満宮 |
住所 | 大阪府藤井寺市道明寺1-16-40 |
開門時間 | 9:00〜16:00 *御祈祷受付時間 9:00〜16:30 *社務所受付時間 |
公式サイト | https://www.domyojitenmangu.com/index.html |
アクセス | 近鉄南大阪線「道明寺駅」より徒歩3分 |
勝尾寺(箕面市粟生間谷)
勝尾寺(かつおうじ)も受験生に人気なパワースポットの一つです。
神亀四年(727年)に摂津国司・藤原致房の子息である善仲・善算兄弟が山に登り、修行のための草庵(草で屋根をふいた庵)をかまえたことが1300年以上続く勝尾寺のはじまりです。
平安時代、清和天皇の御代に六代目座主・行巡上人が天皇の病気平癒を祈り、その効果に感動した清和天皇が「この寺の力は自分(天皇)を超えている」と称賛し、「勝王寺」と名付けました。
しかし、「王に勝つ」というのは畏れ多いとして、寺側が「王」の字を「尾」に変え、現在の「勝尾寺」となりました。
現在、勝尾寺は受験や病気、スポーツなどに「勝つ」寺として信仰されていますが、ここでの「勝つ」は相手を打ち負かすことではなく、自分の弱さに勝つということを意味しています。
勝尾寺のダルマは願いを叶えるためのものではなく、自分の弱さに打ち勝つための誓いを立てるものです。日々努力を重ねることで、最終的に願いが叶うとされています。
勝尾寺では、自分でダルマに目を入れることができるので、その作法をご紹介します!
①自分が「ご縁」を感じた勝ダルマを選ぶ。
②人生の目的を勝ちダルマの底面に書く。
③その目的のために365日後に達成したい目標を勝ちダルマの背中に書く。
④願いに関わるあらゆる人やモノに対する感謝の気持ちをお線香に念じ込める。
⑤煙となった感謝の気持ちを勝ちダルマに染み込ませる。
⑥目標達成のための努力を誓うサイン(署名)を右目(向かって左側)に入れ、最後に黒く塗りつぶし目入れする。
⑦「いのちの砂時計」カレンダーを使ってその日の自己総括を行う。
⑧本堂にて結果のご報告、感謝の気持ちを伝える。
⑨感謝の気持ちとともに、ダルマ棚に勝ちダルマを奉納する。
*「いのちの砂時計」カレンダーとは、一日一日を全力で生き抜き、限りある命を大切にすることを誓う自己反省と決意のためのカレンダーのこと。
そのほかにも、ダルマのキーホルダーなどさまざまな授与品があるそうなので、参拝の際にはぜひチェックしてみてくださいね。
八万坪の境内は自然が豊かでリフレッシュできること間違いないでしょう。秋には美しい紅葉が見られるのでおすすめです!
名称 | 勝尾寺 |
住所 | 大阪府箕面市勝尾寺 |
開門時間 | 8:00〜17:00 *平日 8:00〜18:00 *土曜日 8:00〜17:00 *日曜・祝日 |
公式サイト | https://katsuo-ji-temple.or.jp/#index |
アクセス | 北大阪急行電鉄「千里中央駅」より阪急バスで33分 |
福島天満宮(大阪市福島区)
福島天満宮が位置する福島は、菅原道真公が最後に愛した土地とも言われている縁深い場所です。
当時の淀川の本流、今の堂島川のほとりの福島の地は大阪湾より海へ向かう船が風を待つ場所でした。九州に向かう失意の旅路の道真公御一行は、丁重に迎えた徳次郎という者の心からのもてなしにとても喜ばれました。
そこで道真公は感謝の気持ちとして、地元の人が織った布に自分の姿を描いて贈り、現在もその自画像が神社の御神体とされています。
また土地の名をお尋ねになり、土地の者が「鹿飢島(がきじま)」または「葭原島(あしはらじま)」と答えたところ、「鹿飢」は「餓鬼」に、「葭」は「悪し」に音が通じるため良くないとし、徳次郎の「徳」の字にちなんで「福島」と改名しました。徳次郎には「福元」という姓を与え、その一族は後に神社を支える役割を担い、今も続いていると言われています。
後に、道真公が太宰府で亡くなったことを知った福島の人々が梅と松の2本の枝が根を下ろした場所に、小さな祠を建てたことが福島天満宮のはじまりです。
そんな道真公と深いつながりのある福島天満宮には、学業成就を願う人々が多く訪れます。合格当たり矢や梅の形をした絵馬などが人気ですので、チェックしてみてください!
福島天満宮は京都から九州までの菅原道真公を祀る社のうち、特に関係の深い二十五か所を選んで巡拝を行う「菅公聖蹟二十五拝」の一つにも選ばれています。
名称 | 福島天満宮 |
住所 | 大阪府大阪市福島区福島2-8-1 |
開門時間 | 6:00〜18:00 |
公式サイト | https://baifuugakuen.wixsite.com/tenmanguu |
アクセス | JR環状線「福島駅」より徒歩3分 JR東西線「新福島駅」より徒歩3分 阪神本線「福島駅」より徒歩3分 京阪中之島線「中之島駅」より徒歩10分 |
露天神社(大阪市北区)
露天神社(つゆのてんじんじゃ)は、長く大阪を見守ってきた神社で、「お初天神」の名で親しまれています。
社伝によると、現在の大阪湾に浮かぶ小島「住吉須牟地曽根ノ神」を祀ったことが始まりであり、曽根崎という地名もこの神様に由来しています。
創建の時期は明らかになっていませんが、嘉祥三年(850年)の「難波八十島祭」までさかのぼることができ、6世紀の欽明天皇の頃にはすでに形が整っていたそうです。そんな長い歴史を持っている露天神社は、梅田・曽根崎の守護神として広く崇敬されています。
少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)大己貴大神(おおなむちのおおかみ)天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)そして、菅原道真公をお祀りしています。
道真公が太宰府に向かう道中、この地で「露と散る涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば」と詠まれたと伝えられ、この歌が神社の名の由来になっているそうです。
露天神社に鎮座されている神々は、医学、薬学、除災のご神徳を持たれ、道真公もお祀りされていることから、学業成就・合格祈願にご利益があるといわれています。
境内の神牛舎には「撫で神牛さん」がいるので、頭を撫でて学力向上を祈りましょう☘️
露天神社は江戸時代の人形浄瑠璃「曽根崎心中」の舞台となった場所で、境内で実際に起きた事件がもとになっています。
徳兵衛は大店の手代で、堂島新地の遊女お初と恋仲になり、将来を約束していました。しかし、徳兵衛の叔父が勝手に姪との縁談を進め、継母も彼の意見を無視して結納金を受け取ります。
徳兵衛はお初との恋を実らせるため、継母を説得し、結納金を叔父に返そうとしますが、途中で親友の九平次に頼まれ、そのお金を貸してしまいます。
しかし、九平次に返済を求めると、公衆の面前で「詐欺師だ」と罵られ、徳兵衛は名誉を傷つけられます。絶望した徳兵衛が自害しようとすると、お初が「一緒に死のう」と申し出て、2人は露天神社で心中してしまうという悲劇的な結末を迎えました。
この「曽根崎心中」は後に近松門左衛門によって浄瑠璃として描かれ、江戸時代の大ヒット作となります。以降、露天神社は「お初天神」として人々に知られるようになり、恋愛成就や縁結びの神社としても多くの参拝者が訪れるようになりました。
ハート型の絵馬や美人祈願絵馬が大変人気ですので、参拝の際にはぜひチェックしてみてくださいね!
互いに愛し合った徳兵衛とお初が最後にたどり着いた場所である露天神社は、「恋人の聖地」でもあるので、カップルで参拝に訪れる方も多いそうです。
名称 | 露天神社 |
住所 | 大阪府大阪市北区曽根崎2-5-4 |
開門時間 | 6:00〜24:00 9:00〜18:00 *社務所受付時間 |
公式サイト | https://tuyutenjin.com |
アクセス | 大阪メトロ御堂筋線・阪急電鉄・阪神電鉄「梅田駅」より徒歩5分 大阪メトロ谷町線「東梅田駅」より徒歩5分 |
菅原神社(堺市堺区)
堺市に位置する菅原神社は、その名の通り菅原道真公をお祀りしている神社です。
創建は今から千年以上前の長徳三年(997年)です。道真公が配流された太宰府の地で、自ら作った七天神の木像を海へ放され、そのひとつが堺の浜に流れ着き、住人によって大切に祀られていました。
その後、摂津の国北の庄の氏神であった、天台宗威徳山天神常楽寺(てんだいしゅういとくざんてんじんじょうらくじ)の僧徒がご神体を同寺に遷し、天神社を創建したことが菅原神社のはじまりです。
また、国土開発や産業振興の守護神として信仰されている天穂日命(あめのほひのみこと)相撲の祖である野見宿祢(のみのすくね)もお祀りしており、学業成就のみならず、多岐にわたるご利益を持つ神社として、多くの信仰を集めてきました。
また境内末社の堺戎神社は、南大阪随一の「えべっさん」として親しまれ、商売繁盛を願う人々が多く参拝に訪れています。
菅原神社は単なる学問成就の神社にとどまらず、地域に根ざした信仰の場であることがわかりますね🎶
毎年六月中旬にはホタル鑑賞会が開かれているそうなので、ぜひ参加してみたいですね。
名称 | 菅原神社 |
住所 | 大阪府堺市堺区戎之町東2-1-38 |
開門時間 | 6:30〜17:00 *社殿開扉 9:00〜17:00 *社務所受付時間 |
公式サイト | https://www.sakaitenjin.or.jp |
アクセス | 阪堺電気軌道阪堺線「大小路駅」より徒歩3分 南海本線「堺駅」より徒歩12分 南海高野線「堺東駅」より徒歩15分 |
安居神社(大阪市天王寺区)
天王寺区にひっそりと佇む古社である安居神社は、地元の人や歴史好きの間で知られる隠れた名所です。
創建時期については明確な記録が残っていないため、いつ設立されたかは不明(おそらく飛鳥時代に創建)ですが、初めは少彦名神(すくなひこなのかみ)を主祭神としてお祀りしていたとされています。少彦名神は、医療や薬学の神様としても知られ、人々の健康や治療にご利益があるとされる神様です。
その後、太宰府に向かう菅原道真公がこの地で休息を取られたことから天慶五年(942年)から道真公もお祀りするようになったそうです。
また、安居神社は大阪夏の陣で真田信繁が討死した場所とされています。
1615年5月7日、茶臼山から出撃した真田信繁は、劣勢の状況下にも拘わらず一矢報いる為、徳川家康の首一つを狙い、徳川家康の本陣を目指します。現在の地形で言うと、茶臼山から阿倍野区役所辺りを突破して、北田辺駅付近に布陣していたと推定される徳川本陣へ突撃しました。
あと一歩のところまで家康を追い詰めますが、兵力に勝る敵の増援によって、真田信繁は討ち取られてしまいます。
境内には、「さなだ松」という松の木が残されており、歴史ファンたちが多く訪れる聖地となっています。
最後まであきらめず勇敢に戦い抜いた信繁の姿は、時を超えて現代の私たちに勇気を与えてくれるでしょう!
静かな神社なので、喧騒を忘れてリフレッシュできそうですね。
名称 | 安居神社 |
住所 | 大阪府大阪市天王寺区逢阪1-3-24 |
開門時間 | 7:00〜16:00 |
公式サイト | 大阪公式観光情報 安居神社 |
アクセス | 大阪メトロ谷町線「四天王寺夕陽ヶ丘駅」より徒歩10分 |
阿倍野神社(大阪市阿倍野区)
阿倍野神社は、南北朝時代の武将である北畠顕家と足利軍が戦った古戦場に位置し、顕家公のお墓とされる墓碑があります。
このお墓の存在がきっかけで、明治十一年(1878年)に地元で顕家公を祀る神社を建てようという運動が起こり、政府もこれを受け入れ、明治十四年(1881年)に顕家公とその父である北畠親房公を神様として祀ることになったのが阿倍野神社のはじまりです。
顕家公は非常に若い頃から後醍醐天皇に仕え、陸奥国(現在の東北地方)へ下向し、国司としてその地域を統治していました。そこで、勢力を拡大し、地元の豪族や武士たちと連携して足利方の勢力を退けました。その後、1335年には尊氏との戦いのため上洛し、数々の戦闘で勝利を収めました。
1338年の石津の戦いでは、足利勢力と激しい戦いを繰り広げられましたが、惜しくも敗北し高師直の軍勢に討ち取られてしまいます。
若くして亡くなってしまった顕家公でしたが、勇敢で知略に富んだ将として多くの崇敬を集めていました。そのため、阿倍野神社では、勝負運のご利益を授かることができ、スポーツや勉強などあらゆる勝負ごとの勝利を祈願するため多くの人々が参拝に訪れます。
また、顕家公とともにお祀りされている親房公は、歴史書『神皇正統記』を記したことでも知られている政治家であり軍事指導者です。
単に「武力」だけでなく「知力」を活かして戦った顕家公と親房公が祀られている阿倍野神社は、学業成就や知恵を授かるためにも多くの参拝者が訪れます。
境内の「神馬像」には、乗り物の安全にご利益があるそうなので、こちらも忘れずにチェックしてくださいね!
鎌倉時代の終わりを舞台にした漫画『逃げ上手の若君』とコラボした御朱印も必見です!
名称 | 阿倍野神社 |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区北畠3-7-20 |
開門時間 | 9:00〜16:00 *御祈祷受付時間 |
公式サイト | https://www.abenojinjya.com |
アクセス | 南海上町線「北畠駅」より徒歩10分 南海本線「岸里玉出駅」より徒歩5分 南海高野線「帝塚山駅」より徒歩10分 |
大鳥大社(堺市西区)
全国の大鳥神社および大鳥信仰の総本社である大鳥大社は、1000年以上の歴史を誇る神社です。
御祭神である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は、西と東を平定しましたが、伊吹山で病にかかり、大和に戻る途中で伊勢の能褒野(現在の三重県亀山市)で亡くなってしまいました。
彼の亡骸はその地に葬られましたが、魂が白鳥となって飛び立ち、最初に大和国琴引原(現在の琴引原白鳥陵)に舞い降りました。その後、河内国古市(現:古市白鳥陵古墳)に降り立ち、最後に大鳥の地に留まり、そこに社が建てられたのが大鳥大社のはじまりです。
大鳥大社の神域である千種の杜(ちぐさのもり)は、白鳥が舞い降りた際、一夜にして樹木が生い茂ったと言われています。
もう一柱の御祭神である大鳥連祖神(おおとりのむらじおやがみ)は、和泉国で栄えた大鳥氏の祖先を祀る神様で、古代氏族の名鑑「新撰姓氏録」によれば、天児屋根命(あめのことやねのみこと)を祖先としています。
日本武尊は、勝負運・出世開運などの御神徳がありますが、大鳥連祖神は文武の神として武家からの崇敬が厚く、平清盛や重盛親子が和歌を奉納したり、織田・豊臣・徳川の三武将も社領の寄進や社殿の造営に尽力したそうです。
その強力な御神徳を授かるために、毎年多くの人が参拝に訪れています。特に、勝負事に挑む前に参拝するのがおすすめです!
授与所では、先を見通せる御守りとして透明の御守りが大変人気ですので、ぜひ手に入れてみてください!
先を見通せる透明な御守りは、非常に人気のため授与状況を事前にホームページやインスタグラムで確認しておくと良いでしょう。
名称 | 大鳥大社 |
住所 | 大阪府堺市西区鳳北町1-1-2 |
開門時間 | 5:30〜18:00 9:00〜16:30 *御祈祷受付時間 |
公式サイト | https://www.ootoritaisha.jp |
アクセス | JR阪和線「鳳駅」より徒歩3分 |
まとめ
ここまで、大阪で学業成就にご利益のある神社をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
大事な試験を受ける前というのは、誰だって緊張するものです。
そんな時こそ神社やお寺を訪れ、心を落ち着け、祈願することで、自分自身の気持ちを整えることができます。神聖な空気に触れることで、自然と前向きな気持ちになり、自信を持って試験に臨むことができるかもしれません。
今回ご紹介した神社はどれも学業成就にご利益があるとされている場所なので、試験前や大切な勉強の節目に参拝してみてはいかがでしょうか?
皆様の学業の成功を心からお祈りしています。