古来より、人々は神様に健康を祈り、長寿を願ってきました。
現代でも、その伝統は受け継がれ、多くの方が心と体の健康を祈って、神社やお寺を訪れています。
本記事では、健康長寿にご利益があると言われる、東京都内の神社を10ヶ所厳選してご紹介します!心身ともにリフレッシュし、心穏やかなひと時を過ごしながら、健康と長寿を願う祈りを捧げてみましょう。
健康と長寿にまつわるユニークな逸話を持つ神社仏閣ばかり紹介していますので、是非最後までご覧ください!
牛嶋神社(墨田区)
うしのごぜん社の名でも親しまれている牛嶋神社は、東京スカイツリーのすぐ近くにあり、その氏神様でもあります。
貞観二年(860年)に、天台宗山門派の祖として名高い慈覚大師の御神託によって創建された1000年以上の長い歴史をもつ神社です。
御祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)天之穂日命(あめのほひのみこと)貞辰親王命(さだときしんのうのみこと)です。旧本所の総鎮守として知られ、水戸徳川邸跡の隅田公園内に鎮座しています。
牛嶋神社はその名の通り、狛犬ではなく狛牛がいることでも有名です。
境内には、「撫牛(なでうし)」という黒牛の像があり、自分の身体の悪い部分と同じ場所を撫でると病気が治るといわれており、人気スポットとなっています。撫でると病気だけでなく、心も癒してくれるという心身快癒の祈願物とされています。
他にも、本殿前の鳥居が全国的にも珍しい三輪鳥居となっているので、こちらも注目ポイントですね!
また、五年に一度大祭(本祭り)が行われ、牛車を中心とした古式ゆかしい行列が全行程35キロメートルの広大な氏子エリアを巡行するという盛大な祭りとなっています。次の開催は2027年以降となるので、機会があれば是非訪れてみてください。
狛牛がいることや、撫牛の像が人気スポットとなっているのはユニークですね!自分の身体の悪い部分と同じ場所を撫でると病気が治るという言い伝えは、訪れる人々にとって希望を与えるものなのでしょう。
名称 | 牛嶋神社 |
住所 | 東京都墨田区向島1ー4ー5 |
開門時間 | 5:00〜18:00(夏季)5:30〜17:00(冬季) |
アクセス | 都営浅草線「本所吾妻橋駅」より徒歩3分 東京メトロ各線「浅草駅」より徒歩10分 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」より徒歩3分 |
亀有香取神社(葛飾区)
亀有香取神社は、健康祈願の中でも、とくに足腰の健康にご利益のある神社です。
創建は鎌倉時代建治二年(1276年)にさかのぼり、御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)、相殿にお祀りされているのが武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)岐大神(くなどのおおかみ)です。
経津主大神と武甕槌大神はどちらも武神として古くから人々に崇拝されていたことから、現在では「何事にも打ち勝つ、除災招福開運厄除の神様」「スポーツの神様」として、また岐大神は「足腰健健康の神様、家内安全の神様」として人々の信仰を集めています。
そのため、マラソン選手やサッカー選手もよく参拝に訪れているそうです。
亀有香取神社の絵馬やお守りはデザインが特徴的で、人気サッカー漫画のキャプテン翼絵馬や立派な足のイラストの入ったお守りなどを授与しています。参拝の際には、是非チェックしてみてください!
また、鎮座740年を記念して行われた社務所の建て替え、境内のバリアフリー化などの事業が評価されグッドデザイン賞を受賞したり、境内にはケーキなどが楽しめるラ・ローズ・ジャポネというパティスリーがあったりと、これからの神社の在り方を模索していることがわかりますね。
ラ・ローズ・ジャポネでは、世界一のケーキが食べられると評判なので、参拝の際の休憩に是非行ってみてくださいね!
神社の境内でケーキが食べられるというのはとても斬新ですね!参拝の休憩の際には、立ち寄ってみたいスポットです。
名称 | 亀有香取神社 |
住所 | 東京都葛飾区亀有3ー42ー24 |
開門時間 | 9:00〜17:00 *社務所受付 |
アクセス | JR常磐線「亀有駅」南口より徒歩3分 |
烏森神社(港区)
ガン封じのご利益があるといわれている烏丸神社は、新橋駅前のSL広場からすぐそばのビル群の間に位置しています。
平安時代の天慶三年(940年)に平将門が反乱を起こした時、藤原秀郷が勝利を祈願したところ、白狐が現れて白羽の矢を与え、それで平将門を倒したそうです。そのお礼に神社を建てたというのが烏森神社の始まりです。
御祭神は、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)天鈿女命(あめのうづめのみこと)瓊々杵尊(ににぎのみこと)で、主なご利益は、商売繁盛・技芸上達・家内安全などです。芸能の神と崇められている天鈿女命をお祀りしている数少ない神社の一つでもあります。
烏丸神社がガン封じのご利益があるとして人々の信仰を集めるきっかけとなったのは、江戸時代の明暦三年(1657年)に起きた明暦の大火です。
明暦の大火は世界三大大火のひとつとして数えられ、江戸城外堀より内側はほとんど焼失し、死者は10万人を超えたともいわれています。そんな未曾有の大災害が起こり、江戸の街のほとんどが焼け野原となった時不思議と烏森神社は焼失を免れたそうです。
そんなエピソードから烏森神社は〈封じる力〉が強いといわれ、いつしかガン封じに訪れる人が多くなっていったそうです。
*諸説あり
また、烏森神社はカラフルな御朱印をいただけるということで、御朱印集めが好きな人にも人気な神社ですので、参拝の際には是非チェックしてみてくださいね!
名称 | 烏森神社 |
住所 | 東京都港区新橋2ー15ー5 |
開門時間 | 9:00〜16:00 *社務所受付 |
アクセス | JR「新橋駅」西口・日比谷口より徒歩2分 都営浅草線・銀座線「新橋駅」より徒歩2分 |
新田神社(大田区)
新田神社は、天災や戦争の戦火を潜り抜けた約樹齢700年の御神木がパワースポットとして大変人気です。
御祭神は、新田義興公で「運を司る神様」として古くから、大名・武士から町人に至るまで幅広い人々からの信仰を集め、今日に至っています。
新田義興公は、鎌倉時代末期に後醍醐天皇とともに幕府を倒したことで有名な新田義貞公の第二子です。数多くの武功を立てた義興公でしたが、戦乱の世の中であったがため、戦場で壮烈な最期を遂げることになってしまいます。
その後怨念を鎮めるために、新田神社が建立されました。
境内には、御神木である大きなけやきに触れると健康長寿・病気平癒・若返りのご利益が得られるとして人気です。
この御神木は、落雷で幹が半分以上裂けても、東京大空襲で社殿が全焼しても、枯れることなく毎年新緑の季節には青々とした葉を茂らせて、秋には鮮やかな紅葉を見せるなど、驚異的な生命力を示しています。多くの参拝者がその姿に感動し、祈りを捧げています。
参拝の際には、是非御神木に触れて自然からのエネルギーを受け取ってみましょう!
名称 | 新田神社 |
住所 | 東京都大田区矢口1ー21ー23 |
開門時間 | 9:00〜17:00 *祈祷受付 |
アクセス | 東急多摩川線「武蔵新田駅」より徒歩5分 |
五條天神社(台東区)
引用:上野・浅草ガイドネット
上野公園内に鎮座する五條天神社は、病気平癒や健康長寿にご利益のあるパワースポットです。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に上野忍岡で大巳貴命(おおなむじのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二柱から加護を受け、それに感謝をした日本武尊が二柱をこの地にお祀りしたことを始まりとしている長い歴史のある神社です。
御祭神である大巳貴命と少彦名命は日本に医薬をさずけた神とされているため、病気平癒や健康長寿にご利益を授かりたい人には非常におすすめの神社です!
上野公園内にあるので、季節の景観の変化と合わせて参拝を楽しんでみてはいかがでしょうか?
御祭神が日本に医薬をさずけた神とされている大巳貴命と少彦名命であるというのは、いかにも健康や長寿にご利益がありそうですね!
名称 | 五條天神社 |
住所 | 東京都台東区上野公園4ー17 |
開門時間 | 9:00〜17:00 |
アクセス | JR各線「上野駅」公園口より徒歩5分 京成線「京成上野駅」より徒歩5分 東京メトロ銀座線・上野線「上野駅」より徒歩5分 |
多摩川浅間神社(大田区)
映画「シン・ゴジラ」やTVドラマ「中学聖日記」のロケ地としても知られる多摩川浅間神社は、安産祈願・健康長寿・子宝にご利益があるとして注目を集めています。
創建は、約800年前の鎌倉時代だと伝わっています。
鎌倉時代の文治年間(1185〜1190年)に源頼朝がこの地に出陣した際、彼の妻である政子は彼を追って来ましたが、途中で足の傷が痛みだし、多摩川で治療を行いました。その時、政子は亀甲山から富士山を見て、自分の守り本尊である浅間神社に祈り、正観世音像を建てたといわれています。
その後、村人たちがこの像を「富士浅間大菩薩」と呼び、尊崇したことが多摩川浅間神社のはじまりです。
御祭神は、山緑を守る神・大山祇神の姫君で「桜の花が咲き匂うような…」と言われる富士山本宮浅間大社と同じ木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。
命は懐妊の際、密室に入り産気づいたところで密室に火を放ち炎の中で無事に出産されたといわれているため、安産や子宝の守護神として多くの人から崇敬されています。
境内には、見晴台があり多摩川の景色を一望できるだけではなく、美しい夜景を見ることもできるので、是非一度参拝してみてはいかがでしょうか?
名称 | 多摩川浅間神社 |
住所 | 東京都大田区田園調布1ー55ー12 |
開門時間 | 10:00〜16:00 *御朱印等の授与 10:00〜15:30 *御祈祷の受付 |
アクセス | 東急東横線・多摩川線・目黒線・南北線・三田線「多摩川駅」より徒歩2分 |
上野東照宮(台東区)
上野公園内に鎮座する上野東照宮は、日光をはじめとする全国にある東照宮のうちの一つです。
東照宮とは徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りしている神社で、全国各地に鎮座しています。
1616年、徳川家康の遺言により、天海僧正と藤堂高虎が上野公園の地に寛永寺と東照社を建立したことが、上野東照宮のはじまりであり、1651年に三代将軍・徳川家光が金色殿などを造営し、日光東照宮に準じた豪華な建物が建てられました。
この時に建てられた金色殿は、幕末の上野戦争や関東大震災、第二次世界大戦を乗り越え現存しており、貴重な江戸時代初期の建築として国の重要文化財に指定されています。
上野東照宮は全国にある東照宮の中でも特に出世・勝利・健康長寿のご利益があるとされ、古くから人々の信仰を集めています。
春は牡丹・桜の名所として、秋は紅葉、冬は初詣と冬牡丹鑑賞で大変賑わい、人々の心に安らぎをもたらす憩いの場としての役割も果たしている上野東照宮に是非参拝してみてください!
上野東照宮は、歴史的な価値はもちろん、四季折々の自然の美しさや心の安らぎを求める人々にとって、訪れる価値のあるスポットですね。参拝の際には、その歴史やご利益を感じながら、季節の景色も楽しんでみてください!
名称 | 上野東照宮 |
住所 | 東京都台東区上野公園9ー88 |
開門時間 | 9:00〜16:30 |
アクセス | JR各線「上野駅」公園口より徒歩10分 京成線「上野駅」より徒歩12分 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」より徒歩10分 |
高岩寺(豊島区)
巣鴨地蔵通り商店街に位置する高岩寺は、健康長寿の祈願のため、平日でも多くの人が参拝に訪れるお寺です。
高岩寺といえば、「とげぬき地蔵」でご存知の方もいるのではないでしょうか?
「とげぬき地蔵」とは、高岩寺の御本尊である「延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)」のことで、現在は秘仏となっているため拝観することはできません。
「延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)」は小さな「霊印(れいいん)」に現れたお地蔵様の「印像」です。霊印は正徳三年(1713年)重病の妻の快癒を一心に願っていた髙岩寺 檀徒 田付又四郎の夢に現れた地蔵菩薩が、又四郎に授けたとされています。
又四郎はお告げにしたがい、霊印の地蔵尊像を紙片に写して隅田川に流し、念じたところ、妻が病気から回復しました。
また、正徳五年(1711年)に、毛利家の女中が誤って針を飲み、もがき苦しんでいるところに偶然居合わせた僧侶が「地蔵菩薩の霊印」を写した紙札「御影」を飲ませると、針が紙札を貫いて口から出てきたのが「とげぬき地蔵」のはじまりです。
このようなエピソードから高岩寺は健康長寿・病気やケガ、心願成就の妨げになっている障害物を「とげ」として抜くちからがあるとされています。
本堂内では、「とげ」として抜くちからがあるとされている「御影」を授与しているそうなので、参拝の際には忘れずにチェックしてくださいね!
「延命地蔵菩薩」にまつわるエピソードから、高岩寺が健康長寿・病気やケガ、心願成就の妨げになっている障害物を「とげ」として抜く力があるとされているのも納得です。本堂内で授与されている「御影」は、参拝の際にぜひ手に入れたいものですね。
名称 | 高岩寺 |
住所 | 東京都豊島区巣鴨3ー35ー2 |
開門時間 | 6:00〜17:00 |
アクセス | JR山手線「巣鴨駅」より徒歩5分 都営地下鉄三田線「巣鴨駅」より徒歩5分 都電荒川線「庚申塚駅」より徒歩10分 |
新井山梅照院(中野区)
「治眼薬師」としても知られている新井山梅照院は、足立区の西新井大師と同じ真言宗豊山派の寺院です。
江戸時代初期に新井村を訪れた僧侶・行春はこの地を縁ある場所と感じ、草庵を建てて真言宗の修行を始めました。ある夜、庭の老梅の木から光が輝いているのを見て、翌日村人に尋ねると、みんなも同じ光を見たと言いました。
そこで、木こりに梅の木を調べさせると、木の中から二体の仏像が見つかりました。村人の中に新田一族の人がいて、その仏像が新田家の守り本尊だと気づきました。この奇跡に感激し、梅から光明が照りかがやいたことに因んで梅照院(ばいしょういん)と名付けられたのがはじまりです。
寛永六年(1629年)に、徳川秀忠の娘和子が眼病にかかった時、さまざまな手を尽くしても回復しなかったので、梅照院に祈願したところ完全に回復するという奇跡が起こりました。
この話が全国に広まり、全国から参拝者が訪れるようになったことから「治眼薬師」と呼ばれています。
授与品には、眼病平癒・病気平癒の御守りだけでなく、「めめ絵馬」という梅照院ならではの絵馬も用意しているそうなので、気になる方は是非チェックしてみてください!
名称 | 新井山梅照院 |
住所 | 東京都中野区新井5ー3ー5 |
開門時間 | 9:00〜16:00 |
アクセス | JR中央線「中野駅」より徒歩13分 西武新宿線「新井薬師前駅」より徒歩6分 |
西新井大師(足立区)
東京都足立区最大のパワースポットとして多くの人の信仰を集める西新井大師は、「関東三大厄除大師」として知られています。
西新井大師は五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)といい、真言宗豊山派の寺院です。
真言宗開祖の弘法大師が関東巡錫(僧が各地を練り歩き教えを広めること)の際に、人々を苦しめる流行病を鎮めるために十一面観音像とご自身の像を掘り祈りを捧げたところ、清らかな水が湧き始めたちまち流行病が収まったといわれています。
この話が広まりそれ以降、この地に無病息災・病気平癒を願う人が多く訪れ、健康運アップのスポットとして有名になりました。
また、江戸時代には女性の厄除け祈願所として知られていたそうです。
境内にある「水洗い地蔵」は寿命長遠の功徳があるとされているので、こちらも是非参拝してみてくださいね!
名称 | 西新井大師 |
住所 | 東京都足立区西新井1ー15ー1 |
開門時間 | 6:00〜20:00 *境内 9:00〜16:30 *各種受付 |
アクセス | 東武大師線「大師前駅」より徒歩5分 日暮里舎人ライナー「西新井大師西駅」より徒歩20分 |
まとめ
東京には健康と長寿の願いを叶える神社仏閣が数多く存在しています。
今回ご紹介した10ヶ所はその中でも特におすすめのスポットです。長い歴史を持ち多くの人々からの信仰を集める神社は、訪れる人に安らぎと平穏を与えてくれるでしょう。
神社やお寺への参拝や祈りは、心の安定や精神的なサポートを得ることができますが、健康な生活習慣を維持することが非常に重要です。
バランスの取れた食事、定期的な運動、十分な睡眠、ストレスの管理など、健康的なライフスタイルを心がけることが、長寿への鍵となります。
神々への祈りと日々の健康維持の努力を組み合わせることで、心と体の両方の健康を守り、より充実した人生を送ることができるでしょう。
神社仏閣の訪問を通じて心の平和を見つけ、健康的な生活への第一歩を踏み出しましょう!