目次 表示
- 占い師として独立する魅力と現実
- 占い業界の現状と市場規模
- 占い師のキャリアパス:所属、フリー、自営の違い
- 独立を目指す理由と目的設定
- 2. 対面占い師として活動する方法
- オンライン占い師として稼ぐ方法
- プラットフォーム選び:電話占い vs. チャット占い vs. Zoom鑑定
- SNSで集客する方法
- 集客戦略|売れる占い師と売れない占い師の違い
- 鑑定の質を高める方法
- リピーターを増やすテクニック
- 客単価を上げる方法
- トラブル顧客への対応策|やっかいな顧客の例と回避法
- 占い師としての収益モデル|安定収入を目指す方法
- 単発収入 vs. 定期収入のバランス
- 収益源の多角化
- 悪質な鑑定と判断されないために、霊感商法とならないために
- これから占い師として独立して稼ぎたい方へのメッセージ
占い師として独立する魅力と現実
占い師として活動していると、「独立したい」と考える瞬間が必ず訪れます。私自身も占い館に所属していた時期がありましたが、やがてフリーランスとして活動するようになりました。最初は不安だらけでしたが、自分のスタイルで鑑定を提供できる自由さや、自分のブランディングを築いていく楽しさを知ることができました。でも、それと同時に厳しい現実にも直面しました。
占い業界の現状と市場規模
占い業界は年々拡大しています。特にコロナ禍以降、オンライン占いの需要が急増しました。スマホ1台で簡単に占いが受けられる時代になったことで、電話占いやチャット占いが市場を大きく占めるようになりました。市場規模は数百億円とも言われており、特に30〜40代の女性を中心に需要が高まっています。
しかし、この業界には参入障壁が低い分、競合も非常に多いのが現実です。占い館の中でトップ占い師になるのは至難の業ですし、フリーランスで活動しても集客が安定しなければ収益は見込めません。だからこそ、自分の強みを明確にして、ブランディングを意識していくことが求められます。
占い師のキャリアパス:所属、フリー、自営の違い
占い師のキャリアパスは、大きく分けて以下の3つに分類されます。
占い館に所属する
・メリット: 鑑定の場を提供してもらえるので、初期費用が抑えられます。さらに、集客も占い館が行ってくれるため、安定した収入を得やすいのが魅力です。
・デメリット: 鑑定料の一部を占い館に支払う必要があるため、取り分が減ります。また、決められたルールやシフト制の中で活動することになるので、自由度は低めです。
フリーランスとして活動する
・メリット: 自分のペースで活動できる点が最大の魅力です。自宅やカフェでの鑑定が可能なため、場所や時間に縛られずに活動できます。
・デメリット: 集客はすべて自分で行わなければならず、リピーターを作るまでが大変です。また、防犯面やトラブル対応にも気を配る必要があります。
自分で占い館を開業する
・メリット: 完全に自分のブランドで活動でき、収益の全てが自分のものになります。
・デメリット: 初期費用が高額で、物件取得費や内装費、広告宣伝費がかかります。また、人材確保やマネジメントなど経営のスキルも求められます。
私自身も占い館に所属していた頃は、集客の心配をしなくて済む反面、鑑定料金の取り分が少ないと感じることがありました。フリーになってからは自由に活動できる楽しさを感じつつも、集客の難しさに直面しました。それでも、自分のペースで活動できるという点では、フリーランスの働き方が性に合っていたと思います。
独立を目指す理由と目的設定
独立する理由は人それぞれですが、私が独立を決めた理由は「自分の鑑定スタイルを確立したかったから」です。占い館に所属していると、ある程度のフォーマットに沿って鑑定を行う必要があります。でも、私の占いスタイルは、もう少しカジュアルで親しみやすい接客がしたかったんです。
また、収入面でも独立は大きなチャレンジでした。占い館に所属している時は、1件あたりの取り分が数千円程度でしたが、フリーランスになってからは1件の単価を1万円以上に設定できるようになりました。もちろん、その分集客には力を入れる必要がありますが、「自分の価値を自分で設定できる」という自由さは独立してこそ得られるものです。
一方で、独立にはデメリットもあります。収入の不安定さや、クライアントとのトラブル対応など、すべてを自分で抱え込まなければなりません。だからこそ、独立前にはしっかりと目的を設定し、自分の強みやターゲット層を明確にしておくことが大切です。例えば、「自宅サロンで30代女性向けの恋愛相談をメインに行う」といった具体的なビジョンを持つことで、軸がぶれずに活動できます。
2. 対面占い師として活動する方法
対面占い師として活動する方法は、大きく分けて「占い館に所属する」「フリーランスとして活動する」「自分で占い館を開業する」の3つがあります。それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあり、私もこれまでに占い館に所属し、フリーランスで活動し、さらに自宅サロンを立ち上げた経験があります。ここでは、その経験を元に具体的なポイントを解説していきます。
所属 vs. フリー vs. 自営|それぞれのメリット・デメリット
占い館に所属する場合
占い師として活動を始める際、まず考えるのが「占い館に所属する」方法です。私も最初は、占い館に所属して活動をスタートしました。占い館に所属することで得られる最大のメリットは「安定感」です。
初期費用の軽減
占い館に所属すれば、鑑定を行うスペースはすでに用意されています。自分で物件を借りたり、内装を整えたりする費用がかかりません。これは独立を考える上で非常に大きなポイントです。初期費用がゼロでも、すぐに活動を開始できるのは魅力的でした。
客足の安定(常連顧客がつきやすい)
占い館には、定期的に訪れる常連のお客様がいます。新人占い師でも、その流れに乗れば自然と鑑定依頼が舞い込みます。私が所属していた占い館でも、1ヶ月も経てば「またあなたに占って欲しい」とリピートしてくれるお客様が増えてきました。特に占い館が地域で認知されている場合、集客の心配をしなくても良いのが助かります。
トラブル時のサポート
占い館には、顧客対応のサポート体制が整っている場合が多いです。例えば、鑑定結果に納得しないお客様がクレームを入れてきた際も、受付や店長が間に入ってくれることがありました。私自身も、理不尽なクレームを受けた際に助けてもらったことが何度かあります。特にデビュー直後はクレーム対応に慣れていないこともあり、このサポートが心強かったです。
デメリット:取り分が減る、ルールに縛られる
ただし、占い館に所属するデメリットとしては、「取り分が減る」という点が挙げられます。例えば、鑑定料金が1時間1万円の場合でも、自分の手元に入るのは5,000円程度。それでも、集客の手間やリスクを考えると妥当ではありますが、「もっと稼ぎたい」と思うと物足りなく感じることもありました。
また、占い館によっては、鑑定のフォーマットや接客の流れが細かく決められていることも多いです。例えば、「このスプレッドを使うこと」「鑑定時間は30分以内」など。自由に鑑定できる環境ではないため、自分のスタイルを貫きたい場合は、窮屈に感じることもありました。
フリーランスとして活動する場合
占い館のルールに縛られず、自分のペースで活動したい人に向いているのが「フリーランス」として活動する方法です。私も占い館を退職した後、フリーランスとして活動を始めましたが、これはこれでまた別の難しさがありました。
自宅鑑定の注意点(近隣トラブル・防犯対策)
自宅で鑑定を行う場合、一番の懸念は「近隣トラブル」と「防犯対策」です。私が自宅鑑定をしていた際も、近隣住民に「出入りが激しい」「騒がしい」と言われたことがあります。そのため、鑑定はなるべく平日の昼間に限定し、夜間の鑑定はオンラインのみ対応するようにしました。
また、防犯対策も欠かせません。私の場合、自宅の一部屋を鑑定スペースにしていましたが、玄関とは別に裏口からの出入りを促すことで、プライバシーの確保と防犯を両立させました。ドアにはカメラを設置し、事前予約の際に顧客の身元確認も行っていました。
カフェ占いのメリットと注意点(場所の確保、周囲への配慮)
カフェでの鑑定は、リラックスした雰囲気を作りやすいという点で魅力的です。ただし、場所選びには気を使います。
例えば、駅前の賑やかなカフェではプライバシーが保たれませんし、他のお客様の迷惑にもなります。私はカフェ鑑定を行う際、席の予約ができる落ち着いたカフェや、個室のあるカフェを選ぶようにしていました。
また、鑑定の内容がデリケートな場合もあるので、周囲に聞こえないよう声のトーンを落とす、もしくは手紙で鑑定結果を伝えるなどの工夫もしていました。
自宅サロンの開業準備(内装費用、許可申請)
自宅サロンを開業する場合、まずは内装費用の準備が必要です。私は、最初の開業資金として50万円を用意しました。内訳は、家具代、観葉植物、ヒーリングミュージック用のスピーカーなど。心地よい空間を作ることが、お客様のリピート率にも繋がります。
さらに、自宅での鑑定を業務として行う場合、地域によっては「営業許可」が必要になることもあります。私は役所に事前確認をして、簡易な許可申請を済ませました。
自分で占い館を開業する場合
自分の占い館を持つのは、多くの占い師にとって憧れの目標です。ただし、それなりの資金と覚悟が必要です。
初期費用(物件取得費、内装費、宣伝費)
私の知人が開業した際、初期費用は200万円程度でした。物件取得費が100万円、内装費が70万円、宣伝費が30万円。特に内装費は、スピリチュアルな雰囲気を作り出すためのインテリアや照明にお金がかかります。
法的手続き(開業届、営業許可、税務署への届け出)
開業前には、開業届を税務署に提出し、営業許可を取得する必要があります。特に対面鑑定の場合、地域によっては「風営法」の規制が適用されることもあるので要確認です。
人材確保とマネジメント
自分で占い館を経営する場合、他の占い師を雇うことも考えなければなりません。面接時には占い技術だけでなく、接客態度や人柄も重視することがポイントです。
集客のための施策(リピーター作り、口コミ戦略)
リピーター作りのためには、初回鑑定の後にフォローアップメールを送ったり、割引クーポンを提供したりするのも効果的です。口コミを増やすために、「鑑定後の感想をSNSでシェアしてもらうと10%オフ」などのキャンペーンを打ち出すのも一つの手です。
オンライン占い師として稼ぐ方法
対面鑑定と比べて、オンライン占いは時間や場所に縛られないのが最大の魅力です。私も占い館を辞めてから、オンラインでの鑑定をメインに活動していますが、そのおかげで地方や海外のお客様ともつながることができました。ここでは、オンラインで占い師として稼ぐための具体的な方法をお伝えします。
プラットフォーム選び:電話占い vs. チャット占い vs. Zoom鑑定
オンラインでの鑑定方法には「電話占い」「チャット占い」「Zoom鑑定」の3つがあります。それぞれの特性と報酬体系について詳しく見ていきましょう。
電話占い
特徴:
電話での鑑定は、対面と同様に声のトーンや間の取り方で雰囲気を伝えやすいのがメリットです。私も最初は電話占いをメインにしていました。直接声を聞くことで、相談者との距離感を縮めやすく、感情の共有がしやすいと感じました。
報酬体系:
電話占いの場合、1分あたりの料金設定が一般的です。例えば、1分300円〜500円程度が相場です。1時間の鑑定を行えば、18,000円〜30,000円の収益になりますが、ここから手数料が引かれます。
手数料:
プラットフォームによって異なりますが、多くの場合30〜50%程度が手数料として差し引かれます。
例えば、1分400円で1時間鑑定した場合:
400円 × 60分 = 24,000円
手数料40%の場合 → 24,000円 × 0.6 = 14,400円(収益)
メリット:
顧客と直接コミュニケーションが取れる
声のトーンで感情を伝えやすい
対面よりも柔軟な時間設定が可能
デメリット:
手数料が高い
長時間話すことで喉が疲れる
電話鑑定に慣れていないと、間の取り方が難しい
チャット占い
特徴:
チャット占いは、テキストベースでの鑑定です。電話が苦手な相談者でも気軽に利用できるのが強み。
私も、夜中や出先での待ち時間などに手軽に対応できるのが便利で、重宝しています。
報酬体系:
チャット占いは1文字あたり、または1分あたりの料金設定が一般的です。例えば、1文字10円〜20円や、1分300円〜500円など。
例えば、500文字の鑑定を1文字10円で行った場合:
500文字 × 10円 = 5,000円
手数料:
電話占いと同様に30〜50%程度が一般的です。
5,000円の鑑定で手数料40%の場合 → 5,000円 × 0.6 = 3,000円(収益)
メリット:
文章で残るので記録として残せる
音声が不要なため、時間や場所に縛られない
マルチタスクで対応可能
デメリット:
タイピング速度が遅いと効率が悪い
文字だけでは感情が伝わりにくい
長文になりがちで時間がかかる
Zoom鑑定
特徴:
Zoom鑑定は、顔を見ながら直接話せるため、対面鑑定の延長線上にある形態です。
私も、じっくり話を聞きたいお客様にはZoomを推奨しています。表情や声のトーンを確認できるので、より深い鑑定が可能です。
報酬体系:
Zoom鑑定の場合は1時間あたりの料金設定が一般的です。
例えば、1時間1万円〜2万円など。
Zoomでは手数料がかからない分、自分で決済システムを用意する必要があります。
メリット:
対面と同じような鑑定が可能
長時間鑑定で単価が高い
海外のお客様ともつながりやすい
デメリット:
通信環境の影響を受けやすい
顧客との日程調整が必要
プライバシー対策が必要
自分のWebサイトを立ち上げる方法
占い師としてのブランドを確立し、長期的な収益を得るためには、自分のWebサイトを持つことが大切です。
私もフリーになってから、自分のWebサイトを立ち上げましたが、これが集客の基盤になりました。
WordPress vs. Wix vs. Shopify
・WordPress: カスタマイズ性が高いが、構築には多少の知識が必要。
・Wix: 簡単にデザインできるが、機能が制限される。
・Shopify: 商品販売に強いが、占い師向けのテンプレートが少ない。
必要なページ構成
・プロフィールページ: 自分の経歴や得意分野を詳細に記載
・鑑定メニューページ: 鑑定内容、料金表を分かりやすくまとめる
・予約ページ: 予約フォームと決済ページを統合
・コンテンツページ: ブログや鑑定例を掲載し、SEO対策にも活用
・レビュー・感想ページ: 実際の鑑定の声を掲載し、信頼性を高める
SNSで集客する方法
SNSは無料で集客できる強力なツールです。
私も最初はInstagramやTwitterを活用して集客を行っていました。
ここでは各SNSの活用方法を解説します。
Instagramでのブランディング戦略
・ストーリーズでの鑑定募集: 今日のカード1枚引きなど、気軽な企画を展開
・リール投稿: 開運アドバイスや鑑定風景を短尺動画で投稿
・ハッシュタグ戦略: #占い師 #タロット占い #開運 など、ニッチなハッシュタグを活用
Twitterでの定期鑑定ツイートの作り方
・「今日の一言占い」や「今週の運勢」を定期投稿
・鑑定予約のリマインドツイート
・クライアントの声をRTして信用度をアップ
YouTubeでの動画鑑定・鑑定報告動画の作成
・「今月の星座別運勢」「恋愛運アップの方法」などテーマ別に動画を制作
・鑑定結果のフィードバック動画で信頼感を高める
・顔出しが難しい場合は、タロットカードやスライドを使った動画制作も可能
TikTokでのミニ鑑定ライブ配信
・1分以内で完結する「今日の1枚引き」
・占い師の日常を覗かせる動画で親近感を演出
・定期的なライブ配信でファンを増やし、鑑定予約につなげる
オンライン鑑定は集客が命です。自分の強みを活かしたプラットフォーム選びとSNS活用が収益のカギになります。
集客戦略|売れる占い師と売れない占い師の違い
占い師として独立して活動していると、一番痛感するのが「どうやってお客様を集めるか」という課題です。私も最初は、占い館で自然に集客されていたお客様に依存していたため、フリーランスになった途端に「自分でお客様を呼ばなければいけない現実」に直面しました。ここでは、私が実際に試行錯誤した集客戦略や売れる占い師と売れない占い師の違いをお伝えします。
鑑定の質を高める方法
売れる占い師と売れない占い師の違いは、「鑑定の質」に集約されると言っても過言ではありません。単にカードを引いて結果を伝えるだけではなく、お客様が「またこの人に相談したい」と思うような鑑定を提供することがリピートに繋がります。
占いの型を確立する(得意ジャンル・スプレッドの選定)
私がフリーランスとして活動を始めた頃、一番最初に取り組んだのが「自分の型」を作ることでした。
占い館に所属していたときは、恋愛相談や金運鑑定など、様々なテーマで鑑定していましたが、フリーになってからは「復縁占い」をメインに据えることに決めました。
得意ジャンルを決めることで、お客様にも「〇〇ならこの占い師」と覚えてもらいやすくなります。
また、スプレッド(カードの展開方法)も固定化することで鑑定の流れがスムーズになり、鑑定時間を効率化できます。
例えば、私は恋愛相談の際には以下のスプレッドを使っています:
・過去・現在・未来の3枚引き
・相手の気持ち・自分の気持ち・今後の展開の3枚引き
・特定のテーマに特化した5枚引き(問題、原因、アドバイス、障害、最終結果)
同じスプレッドを使い続けることで、自分の鑑定スタイルも確立され、相談者にも「この人の鑑定はわかりやすい」と印象づけられるようになります。
ヒアリング技術の向上
占い師の仕事は、カードを引くだけではなく、お客様の悩みを引き出すことも重要です。
占い館にいた頃は時間制限があったため、短時間で本音を引き出す技術が磨かれましたが、フリーランスになると自分のペースで鑑定できる分、つい話が脱線しがちになります。
私が意識しているヒアリングのポイントは以下の3つです:
質問の明確化: 「復縁したいけど不安です」という相談があった場合、「復縁の可能性を見て欲しいのか」「彼の気持ちを見て欲しいのか」「自分がすべき行動を知りたいのか」を確認する。
背景の把握: 相談者の状況を把握するために、必ず「別れた理由」や「相手の性格」などを確認する。
言葉のトーンに注意: 相手が不安定な状態である場合、強い言葉や決めつけは避ける。むしろ、「私も同じような経験がありました」という共感を示すことで信頼感が生まれやすい。
鑑定後のフォローアップメッセージの工夫
鑑定後のフォローアップは、リピーターを作るために欠かせません。
私が行っているフォローアップの流れは以下の通りです:
鑑定直後のメール:
「本日はありがとうございました。〇〇様の願いが叶いますよう、心からお祈りしております。」
「今回の鑑定結果について不明な点がありましたら、1週間以内でしたら無料で再質問を受け付けております。」
1週間後のフォローアップメール:
「その後、彼との関係に変化はありましたか?気になることがあれば、いつでもご連絡くださいね。」
月末のまとめメール:
「今月の運勢鑑定を特別価格で提供しております。〇〇様にとって素敵な月となりますように。」
このように、鑑定後も適度に連絡を取ることで、「また相談したい」と思ってもらいやすくなります。
リピーターを増やすテクニック
リピーターが増えることで、安定した収入が確保できます。
私が実践しているリピーター戦略をいくつかご紹介します。
定期鑑定パックの提供
月額鑑定パック: 毎月1回の総合運鑑定(1万円)
年間契約パック: 年間12回+特別鑑定2回(10万円)
このように、月額や年間契約のパックを用意することで、継続的な収益を確保できます。
特に占い好きな方は、「月に1回鑑定を受ける」というルーティン化がされやすいので、安定収益に繋がります。
お礼メールの活用
感謝の気持ちを伝えることは、次回の鑑定依頼にも繋がりやすいです。
私が送っているお礼メールの一例:
「本日はご相談いただきありがとうございました。鑑定結果が〇〇様の心の支えになりますように。また何かありましたら、いつでもご連絡くださいね。」
LINE公式アカウントでの限定クーポン配信
LINE公式アカウントを作成し、鑑定を受けた方に友達登録してもらうようにしています。
これによって、月に1回程度、限定クーポンを配信することができます。
例えば、「次回の鑑定を10%オフに!」といった特典を提供することで、リピーターの育成ができます。
客単価を上げる方法
高単価メニューの設計
・1時間鑑定: 20,000円
・総合運勢鑑定: 30,000円
・開運グッズ付き鑑定: 50,000円(天然石ブレスレットや護符をセットに)
アップセル戦略
1.相性占い → 未来鑑定
相性占いで「彼との未来をもっと詳しく知りたくないですか?」と提案。
2.鑑定後に開運グッズ販売
鑑定結果に合わせたパワーストーンやお守りの提案。
セットメニューの販売
・タロット+西洋占星術セット: 恋愛の現状+未来を総合的に鑑定
・月次鑑定セット: 月1回の鑑定+メール相談1回付き
トラブル顧客への対応策|やっかいな顧客の例と回避法
占い師として活動していると、避けて通れないのが「トラブル顧客」の存在です。
私も占い館に所属していた頃から、フリーランスとして活動するようになってからも、何度か困ったお客様に遭遇しました。
ここでは、私の経験を踏まえて、具体的なトラブル顧客の例とその回避策についてお話しします。
トラブル顧客の具体例
1. 無理な要求をする顧客
「今すぐ彼の気持ちを教えて!」
「占いの結果を変えて欲しい!」
「何度も同じ質問をしてくる…」
こういった要求をするお客様は、想像以上に多いです。
私が遭遇したケースでは、「元彼の気持ちを1週間ごとに占って欲しい」と何度も同じ鑑定を繰り返し依頼されたことがありました。
その時は、「占い結果は変わらないので、1ヶ月間は様子を見てください」と伝えましたが、それでも納得せず、「じゃあ別のカードを引いて!」と強く要求されました。
対応策:
事前に「1つの相談につき1回のみ鑑定」というルールを明示しておく。
鑑定結果が変わらないことを丁寧に説明し、「追加鑑定には追加料金が発生する」と伝える。
強引な要求には毅然とした態度で、「申し訳ありませんが、これ以上の鑑定はお受けできません」ときっぱり断る。
2. 料金未払いの顧客
「後で支払いますね!」
「お金がないので、次回まとめて払います!」
「銀行振込が面倒だから、今度持ってきます!」
フリーランスになってから、一度だけ「鑑定後に払う」と言っていたお客様が、結局支払わなかったことがありました。
当時は「鑑定後の支払い」というルールにしていたのですが、それを悪用されてしまったんです。
その経験を機に、私は「前払い制」に切り替えました。
対応策:
初回鑑定時に「前払い制でお願いしています」と明確に伝える。
Webサイトや予約フォームにも「支払い方法・返金ポリシー」を記載しておく。
万が一未払いが発生した場合は、「支払いが確認でき次第、次回の鑑定を行います」と伝え、回収の徹底を図る。
3. 占い結果に執着する顧客(依存型)
「彼の気持ちは本当に変わらないの?」
「次の鑑定でも同じ結果だったらどうしよう…」
「もう1回占って欲しい!」
占い結果に依存してしまうお客様も、決して少なくありません。
私が対応した方の中にも、「毎週同じ質問をしてくる」「鑑定結果に執着して動けなくなってしまう」という方がいました。
このような依存型の顧客に対しては、冷静な対応が必要です。
対応策:
鑑定前に「占いはアドバイスの一つであり、結果に囚われすぎないこと」を伝える。
同じ質問の再鑑定は「1ヶ月以上空ける」というルールを設ける。
必要に応じて、「今後の行動プラン」を一緒に考えるなど、具体的な対策をアドバイスする。
トラブル回避策
鑑定前に適切なルールを設けることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
以下は私が実際に行っている回避策です。
1. 事前の同意書作成(鑑定内容の範囲、返金ポリシー)
初回の鑑定予約時に「鑑定内容の同意書」を作成しておくことで、不当な要求を防止できます。
私が作成している同意書には以下のような内容を盛り込んでいます:
・鑑定はアドバイス目的であり、結果の保証は行わない
・同じ質問に対する再鑑定は1ヶ月以内には行わない
・鑑定後の返金は不可
・個人情報の取り扱いについて
これを事前に送信して同意をもらうことで、「そんなこと聞いてない!」というトラブルを防げます。
2. 鑑定後のフォローアップを徹底(連絡手段の明確化)
鑑定が終わったら「その場で終わり」ではなく、フォローアップも大切です。
私は鑑定後に以下のようなメッセージを送るようにしています:
「本日はありがとうございました。今回の鑑定内容について不明な点がありましたら、1週間以内にメールでご連絡ください。再鑑定は別途料金が発生いたします。」
これにより、「聞き逃した部分があった」「もう一度確認したい」という連絡があっても、冷静に対応できます。
また、「フォローアップの連絡はメールのみ」という形で、LINEや電話などでのしつこい問い合わせを防ぐことも可能です。
3. 料金前払いシステムの導入(オンライン決済)
前払い制を導入することで、未払いのリスクを大幅に減らすことができます。
私が導入しているのは、以下の方法です:
・銀行振込
・PayPal
・クレジットカード決済(SquareやStripeの利用)
「鑑定予約フォーム内で決済を完了させる」ことで、鑑定当日のトラブルを防止しています。
また、「予約時に支払いを完了していただきます。ご入金確認後、鑑定日時が確定します」と明確に記載しておくことで、未払いの防止につながります。
トラブル顧客への対応策は、最初は面倒に感じるかもしれませんが、一度ルールを整備してしまえば、後々のトラブルを大幅に減らすことができます。
私も最初は「そんなに厳しくしなくても…」と思っていましたが、未払いトラブルや執着型の顧客に出会うたびに、「最初からしっかりルールを作っておけばよかった…」と痛感しました。
占い師としての収益モデル|安定収入を目指す方法
占い師として独立した後、一番の課題は「どうやって収入を安定させるか」です。
私自身、占い館に所属していた頃は、毎月のシフト通りに鑑定をこなせばある程度の収入は見込めていました。
しかし、フリーランスになってからは、収入が月によってバラつくことが多く、「このままでは生活が不安定だ…」と痛感しました。
そこで取り組んだのが、収益モデルの見直しです。
ここでは、「単発収入」と「定期収入」のバランスの取り方、そして「収益源の多角化」について詳しくお話しします。
単発収入 vs. 定期収入のバランス
占い師としての収入は、大きく分けて「単発収入」と「定期収入」の2つがあります。
それぞれの特徴と、バランスの取り方を見ていきましょう。
単発鑑定の価格設定
単発鑑定とは、1回限りの鑑定依頼のことです。
例えば、「恋愛運をタロットで見て欲しい」「来月の運勢を占って欲しい」など、スポット的な依頼がこれに当たります。
私の場合、最初は「タロット1枚引き500円」「10分の簡易鑑定1,000円」というように、短時間の鑑定を複数設定していました。
しかし、この方法だと、1件あたりの単価が低く、回数をこなさなければまとまった収入にはなりませんでした。
そこで、次のようにメニューを再構成しました:
・タロット1枚引き:500円(3分以内)
・15分の電話鑑定:3,000円
・30分の総合鑑定:5,000円
・60分のじっくり鑑定:8,000円
短時間の鑑定メニューを入り口に設定し、徐々に単価の高い鑑定メニューに誘導する戦略です。
例えば、「1枚引きで出たカードの意味をもっと深く知りたい方は、30分鑑定で詳細を見ましょう」という形でアップセルを狙いました。
定期契約の設計
単発収入だけに依存していると、どうしても「忙しい月」と「暇な月」の差が出てしまいます。
そこで取り入れたのが「定期契約」です。
定期契約とは、「毎月1回の鑑定」や「年間運勢鑑定」など、継続的なサービスを提供する形です。
私が導入した定期契約メニュー例:
月額鑑定パック:毎月の運勢鑑定(5,000円/月)
・毎月1回、タロット&西洋占星術で1ヶ月の運勢を鑑定
・メール鑑定またはZoom鑑定から選択可
年間運勢鑑定:12回セット(50,000円/年)
・年間12回+お誕生日月には特別鑑定をサービス
・1回あたり4,000円相当の鑑定を12回分受けられる
このように「セット販売」にすることで、一度の契約で年間の収入を確保できる仕組みを作りました。
お客様にとっても、毎月定期的に鑑定を受けられることで「悩みが長引かない」「フォローアップが受けられる」という安心感を提供できます。
収益源の多角化
鑑定だけに依存していると、収入の柱が1つしかないため、予約が減った時のリスクが大きくなります。
そこで、収益源を増やすことで収入の安定化を図ります。
以下、私が実際に取り入れた方法をいくつかご紹介します。
鑑定だけに依存しない収益モデル
鑑定以外にも、「講座」「ワークショップ」「eBook販売」など、占いの知識を活かせるコンテンツを提供することで、収入源を増やしました。
講座の開催:
・Zoomでのオンライン講座
・タロットカードの基礎講座(1回5,000円/90分)
・西洋占星術の初級講座(4回セット20,000円)
ワークショップの開催:
・恋愛運アップのタロットワークショップ(2時間10,000円)
・オリジナルお守り作りのワークショップ(1回8,000円)
eBook販売:
・「初心者向けタロット解説書」(2,000円)
・「開運アファメーション集」(1,500円)
これらのコンテンツは、一度作成してしまえば自動で収益が発生する「ストック型収益」として機能します。
占いグッズの販売
私の得意分野はタロットなので、鑑定結果に合わせた「開運グッズ」を作成して販売しています。
例えば、「恋愛運を高めるローズクォーツのブレスレット」や「お守りポーチ」などです。
・オリジナルタロットカード:5,000円
・開運ブレスレット(天然石使用):3,000円
・護符ポーチ:1,500円
これらのグッズは、鑑定後に「このカードに出てきた石が入ったブレスレットを作成しました。ぜひお守りとしてお使いください」という形でアップセルにも活用できます。
占い師育成スクールの運営
フリーランスで活動していると、「自分も占いを学びたい」というお客様が現れることがあります。
私も、「タロットを学びたい」というリクエストが増えたことから、タロット講座を開講しました。
・Zoom講座: 1回90分、3,000円〜
・占い師養成コース: 6回セット50,000円
・フォロープラン: 講座終了後の相談サポート(月額3,000円)
Zoom講座は、資料を作成しておけば繰り返し開催できるので、時間の有効活用にもなります。
また、「講座→フォロープラン」という流れで、リピーターの獲得にもつながります。
鑑定だけでなく、講座やグッズ販売、育成スクールなど、収益の柱を複数持つことで収入が安定し、季節的な変動にも耐えられる仕組みが整います。
悪質な鑑定と判断されないために、霊感商法とならないために
占い師として活動していると、特に気をつけなければならないのが「霊感商法」と捉えられてしまうリスクです。
私自身、占い館に所属していた時期にも、「高額な開運グッズを購入しないと不幸になると言われた」というクレームが入ったことがありました。
また、フリーランスとして独立してからも、「本当に大丈夫?これって詐欺じゃないの?」と相談者から疑念を抱かれることもありました。
ここでは、自分自身が悪質な鑑定師と誤解されないためのポイントについて、具体的にお伝えします。
霊感商法とは?
霊感商法とは、「あなたの運勢は非常に悪い。このままでは不幸になるので、〇〇万円のパワーストーンを購入しなさい」といった具合に、
相談者の不安を煽って高額な商品やサービスを売りつける手法です。
占い師としての信頼を利用して、相談者の心理的な弱みにつけ込むやり方は、非常に危険ですし、法的にも問題があります。
私も占い館で働いていた頃、同僚の占い師が「このお守りを買わないと運勢が悪化する」と高額な開運グッズを押し売りしていたのを見て、心底ゾッとしたことがあります。
相談者との信頼関係が崩れるだけでなく、自分のキャリアにも大きなダメージを与える行為です。
悪質な鑑定と判断されないためのポイント
1. 結果を強制しない
占い結果はあくまで「可能性の提示」であり、「絶対的な未来の断言」ではありません。
「あなたは今すぐ〇〇をしないと大変なことになる!」と煽るのではなく、
「今の状況を改善するために、〇〇という選択肢があります。どう思いますか?」と相談者に選択肢を提示する形が望ましいです。
私もかつて、「彼との未来はもう絶望的だから諦めなさい」と強く言ってしまったことがありました。
その後、お客様から「そんなこと言われたらどうしていいかわからない」と泣きながら電話がかかってきて、自分の発言がどれほど相手を追い詰めたのかを痛感しました。
それ以来、「絶対に〇〇になる」と断言することは避けるようにしています。
高額商品を押し売りしない
占い鑑定に付随して「開運グッズ」や「お守り」を販売すること自体は問題ではありませんが、
「これを買わないと呪いが解けない」「買わなければ不幸になる」などの脅迫的な表現は絶対に避けるべきです。
私が行っているのは、「鑑定結果をサポートするためのグッズ提案」です。
例えば、「今回の鑑定結果で、心の浄化が必要だと感じました。もしご興味があれば、浄化用のホワイトセージをご案内できますが、いかがでしょうか?」という形で、あくまで選択肢の一つとして提案するに留めています。
ここで重要なのは、「購入の強制はしない」というスタンスを明確に伝えることです。
返金ポリシーを明示する
鑑定内容に納得がいかなかったり、不満を感じるお客様が出ることは避けられません。
その際、「返金ポリシー」を明確にしておくことは、自分自身を守るためにも有効です。
私が設定している返金ポリシーの例:
鑑定結果に対する返金は致しかねます。
ただし、明らかにこちらのミス(名前の入力間違い、異なる占術での鑑定など)があった場合は、再鑑定を無料で行います。
開運グッズや商品については、お客様のご都合による返品・返金はお受けできません。
これらを鑑定前に確認してもらうことで、クレームを未然に防ぐことができます。
占いの限界を認識してもらう
占いは万能ではありません。
医療行為や法的アドバイスと混同されないよう、鑑定の範囲を明確にしておくことも重要です。
私も、「離婚調停がうまくいくかどうか」「裁判で勝てるかどうか」といった法的な質問をされた際には、「私は法的な専門家ではありませんので、具体的な助言はできません」と正直に伝えています。
その上で、「感情面でのサポートや、今後の行動指針としてのアドバイスは可能です」とフォローしています。
証拠を残しておく
トラブルを未然に防ぐためには、証拠を残しておくことも大切です。
私の場合、鑑定前に「同意書」を送付し、同意を得た上で鑑定を行っています。
また、LINEやメールでのやり取りは全て保存しておき、後々のトラブル時に証拠として提出できるようにしています。
同意書の内容例:
鑑定結果はアドバイスとしてお受け取りください。
医療行為・法的助言は行いません。
開運グッズの購入は任意であり、購入を強制することはありません。
信頼を築くことが長期的な成功に繋がる
占い師として活動していると、「この占い師は信頼できるのか?」と疑念を抱かれることがあります。
その時に、自分のスタンスやルールをしっかりと伝えることが重要です。
私は鑑定の際、「あなたの未来を100%保証するものではなく、選択肢をお伝えする形です」と毎回伝えるようにしています。
これによって、「信頼できる占い師」というイメージを作り、リピーターを増やしてきました。
霊感商法と疑われないためには、誠実な対応を心がけることが何よりも大切です。
占い師としてのキャリアを長く続けるためにも、常に「相手の心に寄り添いながら、押し付けない鑑定スタイル」を意識していきましょう。
これから占い師として独立して稼ぎたい方へのメッセージ
占い師として独立するという決断は、とても勇気のいることです。
私も占い館に所属していた頃は、毎月の収入が安定していて、鑑定の流れも決まっていて、ある意味守られていました。
でも、「もっと自分らしい鑑定がしたい」「自由な時間で働きたい」と思い、思い切ってフリーランスとして活動を始めました。
独立して最初の頃は、「どうやって集客すればいいの?」「このまま続けて本当にやっていけるの?」と不安でいっぱいでした。
でも、だからこそ学んだことがあります。
自分の強みを見つけて活かそう
占い師の世界には、星読み、タロット、霊視、数秘術…とさまざまな手法があります。
でも、すべてに手を出そうとしても、中途半端になってしまうことが多いんです。
私も最初は「何でもできる占い師」を目指していましたが、結果的にどの分野でも埋もれてしまいました。
そんな時、「恋愛の悩み」にフォーカスしたことで、「復縁に強い占い師」としてのポジションを築くことができました。
占いは、「誰に」「どんな悩み」に特化するかを決めるだけで、集客の方向性が見えやすくなります。
「片思い中の女性に寄り添う」「離婚問題に強い」など、具体的なテーマを設定してみてください。
あなたの経験やスキルが、誰かの心に響くコンテンツになるはずです。
リピーターを大切にしよう
新規顧客を獲得するのは大変です。広告を出したり、SNSで発信したり、時間も労力もかかります。
でも、一度鑑定を受けてくれたお客様にもう一度相談してもらう方が、はるかに簡単で効率的です。
私も、最初は「新しいお客様をどんどん増やさなきゃ!」と焦っていましたが、ある時「リピーターの方が安定収入につながる」と気づきました。
そこで、鑑定後にフォローアップメールを送ったり、LINE公式アカウントで割引クーポンを配信するようにしました。
「あなたが今後も安心して相談できる存在でありたい」と伝えるだけで、お客様との距離はぐっと近づきます。
信頼関係を築くことが、占い師としての安定収入への近道です。
鑑定以外の収益源も作っておこう
独立してしばらく経った頃、鑑定の予約が全然入らない月がありました。
その時、「鑑定だけに依存していたら危ないな」と気づいたんです。
そこで始めたのが「占い講座」や「開運グッズの販売」でした。
タロットの基礎講座をZoomで開催したり、鑑定結果に基づいた天然石ブレスレットを販売したり。
これが思いのほか反響があり、「鑑定に依存しない収益源」を作ることの重要性を痛感しました。
占い師としてのスキルを活かせるコンテンツは、無限にあります。
「自分の得意分野を教える」「オリジナルの開運グッズを作る」など、あなたの強みを収益化できる方法を見つけてみましょう。
悪質な鑑定師にならないために
占い師として活動していると、「このままじゃ不幸になりますよ」と不安を煽って高額な商品を売りつける霊感商法に出会うこともあります。
私も、占い館に所属していた頃に「これを買わないと呪いが解けないと言われた」と泣きながら相談に来たお客様がいました。
そんな時、私はこう伝えます。
「占いは、未来を予測するものではなく、今の自分を見つめ直すためのヒントです。」
あなたも、自分がどんなスタンスで占いを提供するのかを明確にしておくことが大切です。
お客様に安心してもらえる占い師であるために、「選択肢を与える」「不安を煽らない」「高額商品を押し付けない」という姿勢を貫きましょう。
自分自身のケアも忘れずに
占い師の仕事は、人の悩みを聞き続けることで、精神的に消耗しやすい仕事でもあります。
私も最初の頃は、「もっと鑑定しなきゃ」「もっと稼がなきゃ」と無理をして、体調を崩してしまったことがありました。
それ以来、自分自身のケアを大切にしています。
朝は瞑想をして心を整えたり、夜は好きな音楽を聴いてリラックスする時間を作ったり。
自分のエネルギーが整ってこそ、相談者にも良い鑑定ができるんだと気づきました。
占い師としての独立は、自分を知る旅でもある
占い師として独立して活動するということは、自分の価値観や信念を形にしていく旅でもあります。
「自分は何を伝えたいのか?」「どんな人の力になりたいのか?」
これを明確にしていくことで、あなたの占いスタイルが確立されていきます。
独立は決して楽な道のりではありませんが、自由でクリエイティブな働き方ができるという魅力もあります。
私は占い師として独立したことで、以前よりもずっと充実した日々を過ごせるようになりました。
あなたも、自分だけのスタイルを見つけて、自分のペースで活動していってくださいね。
応援しています。